ドラマ『天国と地獄〜サイコな2人〜』刑事と殺人鬼が入れ替わり《運命》も変化!?
2020.01.13
おやすみベートーヴェン 第29夜【ボンでの少年・青年時代】
8つの歌曲(リート)第6曲「愛」——若き劇作家レッシングとベートーヴェンのコラボレーション
生誕250年にあたる2020年、ベートーヴェン研究の第一人者である平野昭さん監修のもと、1日1曲ベートーヴェン作品を作曲年順に紹介する日めくり企画!
仕事終わりや寝る前のひと時に、楽聖ベートーヴェンの成長・進化を感じましょう。
若き劇作家レッシングとベートーヴェンのコラボレーション 8つの歌曲(リート)第6曲「愛」
さまざまな詩人による、ほらふき話、恋のときめき、厭世、死への憧憬、戯言、謙虚といった人生の機微について歌った8曲からなる。
その第6曲は、18世紀啓蒙主義時代の劇作家として知られるゴットホルト・エフライム・レッシング(1729~81年)の若い時代の詩に付曲されている。
3節の詩は「愛なしで生きれるものなら生きてみろ、それは人間ではあっても男じゃない。甘美な愛よ、俺の人生を心地よいものにしてくれ、激しい欲求を静めてくれ!恋焦がれさせるのは美人の務め、永遠に恋焦がさせるのはやめてくれ」と男の勝手な思いが歌われる。
ベートーヴェンの曲はわずか13小節、ヘ長調、4分の2拍子の8小節で歌われ、残る5小節は後奏だ。これが3回繰り返される有節歌曲。
解説:平野昭
おとといの第1曲「ウリアンの世界旅行」に続き、第4曲をお届けします。レッシングの若い頃の作品に、若きベートーヴェンが曲を付けただけあって、若々しさが感じられそうですね。
作品紹介
8つの歌曲(リート)第6曲「愛」Op.52
作曲年代:1790年頃(ベートーヴェン20歳頃)
ランキング
- Daily
- Monthly
関連する記事
ランキング
- Daily
- Monthly
新着記事Latest
2021.01.25
アートマネジメント総合情報サイト「ネットTAM」でオンライントークイベントを開催
2021.01.24
「わたしの神の御心のままに」BWV111——顕現節第3日曜日
2021.01.23
ドラマ『天国と地獄〜サイコな2人〜』刑事と殺人鬼が入れ替わり《運命》も変化!?
2021.01.22
サイモン・ラトル、「人生を変えた」バイエルン放送響の首席指揮者に就任決定
2021.01.22
演奏の感覚を損わずに最大限の防音効果を! ピアノ防音装置 スーパーミラクルソフト
2021.01.22
英国ロイヤルバレエ団プリンシパル高田茜がNBAバレエ団「シンデレラ」で主演決定!
2021.01.22
冬の京都の寺に現れた小悪魔の思い出と、幻想的な詩に着想したラヴェルのピアノ曲
2021.01.21
線の多い景色と、柔らかくも厚みある40声部のポリフォニー