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2020.09.05
おやすみベートーヴェン 第265夜【作曲家デビュー・傑作の森】

「交響曲第7番 イ長調 第1楽章」——再び交響曲の世界へ

生誕250年にあたる2020年、ベートーヴェン研究の第一人者である平野昭さん監修のもと、1日1曲ベートーヴェン作品を作曲年順に紹介する日めくり企画!
仕事終わりや寝る前のひと時に、楽聖ベートーヴェンの成長・進化を感じましょう。

1800年、30歳になったベートーヴェン。音楽の都ウィーンで着実に大作曲家としての地位を築きます。【作曲家デビュー・傑作の森】では、現代でもお馴染みの名作を連発。作曲家ベートーヴェンの躍進劇に、ご期待ください!

ONTOMO編集部
ONTOMO編集部

神楽坂を拠点に、取材・編集作業をしています。

監修:平野昭
イラスト:本間ちひろ
編集協力:水上純奈

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再び交響曲の世界へ「交響曲第7番 イ長調 第1楽章」

今日から4日間連続でご紹介するのはベートーヴェンの交響曲の中でも屈指の人気作、第7番です。漫画・ドラマの『のだめカンタービレ』や映画『英国王のスピーチ』などでも印象的に使用されていました。

この曲はどんな時期に作曲されたのでしょうか。

1812年の年明けは「イ長調」交響曲の作曲中に迎えることになる。創作意欲が目覚め、3年近い空白を置いて再び交響曲創作に集中してゆくと創造力も横溢するようになり(《運命》と《田園》のときがそうであったように、ここでも同時進行で別の交響曲「へ長調」にも着手し始めていた。)、さらにオペラ創作にまで意欲を示し、1月28日にはコッツェブーに宛てて手紙を書いている。

——平野昭著 作曲家◎人と作品シリーズ『ベートーヴェン』(音楽之友社)127ページより

この手紙ではオペラの題材に関する細かい考えまで書き記していますが、結局は完成されませんでした。しかし、同時進行で作曲が始まっていた「へ長調」は交響曲第8番として完成、第7番と同時に初演されることになります。

かなり精力的な時期に作曲された作品であることがわかりますね。それを反映するかのようなエネルギッシュな第1楽章をお楽しみください。

作品紹介

「交響曲 第7番 イ長調」Op.92

作曲年代:1811年11月〜12年5月(ベートーヴェン40〜41歳)

出版:1816年11月S.Aシュタイナー社(ウィーン)

平野昭著 作曲家◎人と作品シリーズ『ベートーヴェン』(音楽之友社)

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