記者会見でショパンコンクールの課題曲変更点が発表! 小林愛実も登場し思い出を語る
2023.03.01
チェロ・ソナタ Op.65――盟友に献呈された、生前最後の出版作品
ショパンの作品を全曲聴いてみよう! ショパン自身がつけた作品番号順に聴くことで、ショパンの“設計図”が見えてきます。
東京・神楽坂にある音楽之友社を拠点に、Webマガジン「ONTOMO」の企画・取材・編集をしています。「音楽っていいなぁ、を毎日に。」を掲げ、やさしく・ふかく・おもしろ...
今日紹介するマズルカOp.41は、第26番 嬰ハ短調、第27番 ホ短調、第28番 ロ長調、第29番 変イ長調の4曲です。
《マズルカ》作品41の4曲はマヨルカ島とノアンで作られ、1840年に出版された。パリに暮らす故郷が誇る詩人ヴィトフィツキに献呈されるにふさわしく、マズルカの特徴がそれぞれに示されている。
——小坂裕子著 作曲家◎人と作品シリーズ『ショパン』(音楽之友社)184ページより
ヴィトフィツキはポーランド出身の詩人で、ポーランド政府で働いて宗教や教育に尽力したのち、1822年にパリに移りました。ショパンは彼の詩に作曲した歌曲も発表しています。
4つのマズルカOp.41
作曲年代:1838〜39(ショパン28〜29歳)
出版:1840年
献呈:Stefan Witwicki