平野玲音

Reine Hirano 平野玲音

オーストリア在住のチェリスト・文筆家。「平野玲音の演奏は、ピュアで豊かな音楽性によりウィーンの香りを客席まで運んでくれる。これはテクニック重視の現代の音楽界にあって大変貴重なことだ」(『音楽現代』評)

チェリストの両親のもと東京に生まれ、3歳よりピアノを始める。9歳よりチェロを山崎伸子女史に師事、中学校在学中にコンサート・デビュー。東京大学で美学芸術学を専攻し、表象文化論コース修士課程修了。2002年よりウィーンに留学、ウィーン・フィルのG. イーベラー氏に師事、ウィーン国立音大で室内楽を学ぶ。S. イッサーリス氏、A. ビルスマ氏らのマスタークラスを受講。

2003年東京で、皇太子、皇太子妃両殿下の御前リサイタル。2004年オーストリア国際室内楽フェスティヴァル「アレグロ・ヴィーヴォ」賞を、2005年「国際夏期アカデミー プラハ‐ウィーン‐ブダペスト」でアルティス賞ならびにジーメンス・ウィーン古典派賞を受賞。2017年にはベートーヴェン作品への並々ならぬ功績に対し、ゆかりの地バーデン市より「ベートーヴェン・メダル」を授与される。

ソロ、室内楽で、ヨーロッパ各地で活躍中。「モーツァルト週間」「国際ベートーヴェンフェスト」「ウィーン 文化の夏」といった音楽祭に招聘され、マスタークラスでチェロと室内楽の講師を務める。定期的に帰国して、NHK-FM「名曲リサイタル」他に出演、2011年よりシリーズ公演 “Reine pur” を開催。日本演奏連盟会員。

CD『レイネ デビュー』、『赤いはりねずみ――ウィーンのブラームスと仲間たち』、『春なのに』(被災地支援)、『ディヴェルティメント』、『ピアニストのチェロ』(『Stereo』特選盤)をリリース。

著書『クラシック100の味――ウィーンの演奏は上手いより美味い』を出版、東京大学・大学院や市民アカデミーにて講演・講義を担当。『音楽の友』海外レポートのレギュラーを務め、CDのライナーノーツも手がけるなど、チェロと執筆の「二刀流」で注目を集めている。

ファンクラブ公式サイト http://reine-h.com 

note(オーストリアの今) https://note.com/reinehirano

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