クリスチャン・ツィメルマンが同郷ポーランドの作曲家シマノフスキ生誕140周年記念の新作をリリース!
1975年、ショパンコンクールでの鮮烈な優勝以来、活躍を続けているポーランドのピアニスト、クリスチャン・ツィメルマン。同郷ポーランドの作曲家、カロル・シマノフスキの音楽に焦点を当てた新作『シマノフスキ:ピアノ作品集』が、2022年9月30日(金)にリリースされることが決定した。
このアルバムでは、ツィメルマンがシマノフスキを偉大なピアノ音楽の作曲家として位置づけることを目指し、28年かけて研究し、2022年10月3日に迎えるシマノフスキの生誕140周年に向けて録音に挑んだもの。
ワーグナーなど後期ロマン派の影響を受けた初期、ドビュッシーやストラヴィンスキーと関わった中期、ポーランドの民族音楽に傾倒した後期へと、シマノフスキの変遷していく作風を、ツィメルマンの選曲により味わうことができるアルバムとなっているという。
今作の録音は今年6月に、広島県・福山市のふくやま芸術文化ホールにて行なわれた。ツィメルマンは、友人である音響設計家の豊田泰久氏が設計したこのホールについて「豊田氏のホールでは、すべての音がクリアで、なおかつクッションで包まれるような温かみのある響きが魅力的です」とコメント。さらに、1994年にツィメルマンが初めて録音したシマノフスキの作品《仮面劇》の未発表音源も収録。
9月30日(金)のアルバム発売に先立ち、「9つの前奏曲 作品1から第2番 ニ短調」の先行配信がスタートしている。
2022年9月30日(金)発売
MQA/UHQ-CD UCCG-45059
定価3,080円(本体 2,800円 税率10%)
視聴・予約はこちらから
収録曲:
カロル・シマノフスキ(1882–1937)
9つの前奏曲 作品1から
第1番 ロ短調
第2番 ニ短調
第7番 ハ短調
第8番 変ホ短調
5-7. 仮面劇 作品34
20のマズルカ 作品50から
第13番
第14番
第15番
第16番
ポーランド民謡の主題による変奏曲 作品10
クリスチャン・ツィメルマン(ピアノ)
録音: 1994年5月14日-21日 コペンハーゲン、ティヴォリ・コンサートホール(5-7)、2022年6月18日-22日 福山、ふくやま芸術文化ホール(1-4、8-23)
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