大阪4大オーケストラ名曲コンサート2020 「音楽の秋」を楽しむ
1997年大阪生まれの編集者/ライター。 夕陽丘高校音楽科ピアノ専攻、京都市立芸術大学音楽学専攻を卒業。在学中にクラシック音楽ジャンルで取材・執筆を開始。現在は企業オ...
大阪にはプロフェッショナル・オーケストラが4つある。大阪交響楽団、関西フィルハーモニー管弦楽団、日本センチュリー交響楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団だ。
そもそも大阪といえば、どんなイメージだろうか。
地元民の私は、大阪のこんなところが好きだ。笑いが好き、おしゃべりが好き、人情に厚い、たこ焼きがおいしい(完全に個人的な好み)。
底抜けの明るさを持ち合わせていて魅力的。そんな「活力」はオーケストラにも表れているんじゃないかと思っている。
例えば、毎年開催されている合同公演「大阪4大オーケストラの響演」。意欲たっぷりのプログラムがぶつかり合い、いつも終演後は心地よい疲労感だ。街中公演の多い夏の風物詩「大阪クラシック」ではサービス精神旺盛で、大いに市民を喜ばせてくれる。
そんな「ライバルかつ仲間」の熱さを醸し出す「大阪4大オーケストラ」。この秋は、そんな個性豊かな彼らの演奏をよりどりみどりで楽しむことができるので、特別な季節になりそう。
この秋、楽団ごと4日に分けて「大阪4大オーケストラ名曲コンサート2020」が開催される。各楽団が親しみやすい名曲を披露し、「音楽の秋」を堪能させてくれる。
価格は各公演、S席3,500円、A席3,000円、BOX席5,000円と通常より安価。
チャイコフスキーの弦楽セレナーデ(第1、2、4楽章)と交響曲第5番(10月23日、大阪交響楽団)に始まり、ドヴォルザークの序曲「謝肉祭」と交響曲第9番「新世界より」で締めくくられる(11月9日、大阪フィルハーモニー交響団)。
目に見えぬウイルスと戦っているうちに、気づけば季節が幾度か変わってしまった。今こそ、大阪4大オーケストラの活力と名曲で心を華やがせたい。
日時:10月23日(金) ①16時〜 ②19時〜
指揮:松村秀明
曲目:チャイコフスキー/弦楽セレナーデ第1、2、4楽章、交響曲第5番
日時:10月24日(土) ①14時〜 ②17時〜
指揮:熊倉優
曲目:メンデルスゾーン/弦楽のためのシンフォニア第2番、ブラームス/交響曲第1番
日時:10月30日(金) ①16時〜 ②19時〜
指揮:粟辻聡
曲目:ベートーヴェン/交響曲第4番、交響曲第5番「運命」
日時:11月9日(月) ①16時〜 ②19時〜
指揮:横山奏
曲目:ドヴォルザーク/序曲「謝肉祭」、交響曲第9番「新世界より」
関連する記事
ランキング
- Daily
- Monthly
関連する記事
ランキング
- Daily
- Monthly