ピアニスト、小林愛実さん——愛犬や近況と、「音楽はいつも一緒」という恩師の言葉

オーケストラとの初共演は7歳のとき、9歳で国際デビューし、そして14歳にはサントリーホールでリサイタルを開催。幼い頃から演奏活動を続けてきた小林愛実さんは、どうやってリラックスしたり、気分転換をしたりするのでしょうか？

近況を教えてもらい、さらに小林さんの素顔に迫る質問にたくさん答えてもらいました。座右の銘や親や先生から言われて心に残っている言葉からは、小林さんの信念も伝わってきます！

残念ながら予定されていたコンサートはすべてキャンセルになったので、家にこもって練習している日々です。家にいる時間が多く、座って過ごす時間が多いのでお散歩をしたり軽い筋トレなどで体力が落ちないように努力しています。

この新型コロナウイルスが無事終息すれば、来年はとても忙しい1年になりそうなので、今から来年に向けていろいろ準備を始めています。

Nizi projectというオーディション番組をよく見ています。

香水、フェイスマスク。

ショッピング、美容院、おいしものを食べにいく。

卵、チーズ、お肉。

私は2階にある防音室で練習しているので、基本的に練習するときはぷりんちゃんは連れて上がらないんです。

たまに連れて上がることはあるのですが静かに寝て演奏を聴いています（笑）。でも、すぐに抱っこ抱っこと甘えてくるので、まったく練習になりません……（笑）。

急がずに、だが休まずに。

音楽はいつもあなたと一緒にいる。

師事しているリュウ先生から言われた言葉です。
ショパンコンクールのファイナルの前に、メッセージでいただいたと思います。音楽はいつもあなたと一緒だから楽しんで来なさい、と。

2018年発売 「Liszt/ Chopin recital / ニュー・ステージ～リスト＆ショパンを弾く」 から、ショパンのピアノ・ソナタ第2番。

ショパンのソナタ第2番は私がショパンの中で一番好きな曲のひとつです。15歳のときに初めてこの曲に取り組み、2015年のショパンコンクールでも演奏させていただきました。私にとってこの曲には沢山の思い出があり、強い思い入れがあります。