
読みもの
2020.03.27
高坂はる香の「思いつき☆こばなし」第1話
楽譜のついたワイン


高坂はる香 音楽ライター
大学院でインドのスラムの自立支援プロジェクトを研究。その後、2005年からピアノ専門誌の編集者として国内外でピアニストの取材を行なう。2011年よりフリーランスで活動...
ワインは好きだけれど詳しくないので、人と食事をするときは、いつも誰かに選んでもらいます。しかしまれに、同席する全員が絶対自分には選べないと主張することがある。そういうときは、なけなしの知識と勘を総動員させて、自ら決断を下さねばなりません。
そんな窮地で先日選んだのが、このアルザスのリースリングVVでありました。エチケット(ラベル)に手書きの楽譜がついている。仕事柄、食いつかずにいられません。
ソムリエさんに聞いてみると、「造り手の友だちに演奏家がいて、曲を書いてもらったらしいです」とのこと。
このふわっとした情報に満足できずネットで検索してみたら、造り手、ジェラール・メッツ(フランス)の現当主が大変な音楽好きのようで、ワイン造りを音楽に例えたマニアックめのコメントがいくつも出てきました。
彼曰く、醸造家は、演奏家と似ているとのこと。エチケットに楽譜を採用したのは2009年からで、曲を書いたのは、ストラスブール・フィルハーモニー管弦楽団の楽団員だった友人らしい。
ワインの醸造作業中は、モーツァルトをよく聴いているそうです。このリースリングは、さっぱりとした爽やかな味わいでした。モーツァルト好きの方、お食事のお供にいかがでしょう。
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第11番 イ長調 K.331《トルコ行進曲付き》第1楽章/藤井一興(ピアノ) アール・ヌーヴォーからアール・デコの時代にわたって活躍したデザイナー、ルネ・ラリックの世界観がテーマのアルバムより
高坂はる香の「思いつき☆こばなし」

読みもの
2023.02.23
本を読みたい気分が蘇った映画『ドライブ・マイ・カー』と『ワーニャ伯父さん』

読みもの
2023.01.31
ブレハッチゆかりのビドゴシチで、ショパン・コンクールから17年の歳月を振り返る

読みもの
2023.01.17
マルモッタン・モネ美術館で見た《印象、日の出》とタイトルを巡って起きた一論争

読みもの
2022.12.28
戸室玄さん出演のウクライナ医療支援コンサート~持続可能な活動を支える一つの形

読みもの
2022.11.23
【公演情報】ロン=ティボー・コンクールを沸かせたピアニストの演奏が日本で聴ける!
関連する記事
ランキング
- Daily
- Monthly
関連する記事
ランキング
- Daily
- Monthly
新着記事Latest

読みもの
2026.06.17
「譜読みができない!」の苦しみをどう解決する? 教本「ピアチャレ」 シリーズ著者...

読みもの
2026.06.17
サントリーホールの隠れた名物「パイプオルゴール」~本格派が奏でる40周年の“新曲...

レポート
2026.06.17
ヴェルディ幻のオペラ《スティッフェリオ》がアン・デア・ウィーン劇場で上演

レポート
2026.06.16
指弾きで繰りだす技と音色に注目! イタリア出身のギタリスト、マッテオ・マンクーゾ

レポート
2026.06.16
ノセダ&ナショナル響がプッチーニ「三部作」/ロサンゼルス・フィルの意外な次期シェ...

レポート
2026.06.15
辻井伸行がマケラ指揮パリ管と初共演 ピタリと呼吸の合った秀演に万雷の拍手

レポート
2026.06.14
ズービン・メータの90歳記念公演、ハーゲン・クァルテットがベルリンでお別れ公演

読みもの
2026.06.14
サントリー天然水CMで流れる「心の瞳」〜坂本九の名曲が合唱の定番になるまで









