ホールの近所の気に入っているカレー屋さん〜その7:東京オペラシティ/コチン ニヴァース
大学院でインドのスラムの自立支援プロジェクトを研究。その後、2005年からピアノ専門誌の編集者として国内外でピアニストの取材を行なう。2011年よりフリーランスで活動...
東京オペラシティから1.2キロとちょっと歩きますが、歩く価値ある南インド料理の名店、コチン ニヴァースをご紹介したいと思います。
最寄り駅は、都営大江戸線西新宿五丁目。住宅地の路地裏にあり、換気口から近隣にスパイスの香りを日々ふりまいています。
都営大江戸線西新宿五丁目駅から徒歩5分の「コチン ニヴァース」
店名は、南インド、ケララ州の都市コーチ(かつてのコーチン)に由来するもの。シェフはもちろんコーチ出身。
素晴らしいスパイスづかい、その配合はもちろん、おそらく油の温度とか入れるタイミングとか、すべてが絶妙なんだろうなと思います。カウンター席からはキッチンが見えるので、調理の様子や立ち上るスパイシーなけむりを眺めているのもたのしい。
私はこちらではチェティナード・マトンが好きでいつも頼んでしまいます。具に入っている丸のままの小たまねぎが、またおいしい!
ごく稀に大人数で行けたときにいろいろ頼んで食べると、どれもこれも美味。ひとくち口に入れて、鼻で息をスーハーしたくなるタイプ……つまり、スパイスの香りが複雑にからみあっていてとてもいいカレーです。おつまみ系のおかずもたくさんあるので、インドビールなど飲みながら楽しむこともできます。
ディナータイムのラストオーダーは21時なのでコンサートの後に行くのは難しいですが、オープンは17時半からなので、なんと夜のコンサート前に行くことができる!
ただし前述の通り、店内にはキッチンから流れてくるスパイシーなけむりがもうもうと充満していますので、髪や洋服にカレー臭がつくことは必至。以前の記事でも書きましたが、コンサートで隣に座る人には、ほんのりとにおうかもしれない。
以前まさに、コチン ニヴァースで食べてから行ったコンサートで隣に某編集者さんが座ったので、実は今インド料理に行ってきたあとで……と言ったら「そんな感じがしました」と言われてしまったという。
私のカレー好きをご存知だから単にそう思っただけなのか、それともにおっていてそう感じたのか。勇気がなくて聞くことができませんでしたが、ともあれ、そんなかすかな気まずさに耐えてでも食べたいカレーです。
・その1:すみだトリフォニーホール/ヴェヌス サウスインディアン ダイニング
・その2:初台の東京オペラシティ/初台スパイス食堂 和魂印才たんどーる
・その3:紀尾井ホール/エリック・サウス 東京ガーデンテラス店
・その4:ワルシャワ・フィルハーモニーホール/ムンバイ
・その5:アクトシティ浜松/クマール
・その6:Bunkamura/アーンドラ・ダイニング 渋谷
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