記者会見でショパンコンクールの課題曲変更点が発表! 小林愛実も登場し思い出を語る
2023.03.01
チェロ・ソナタ Op.65――盟友に献呈された、生前最後の出版作品
ショパンの作品を全曲聴いてみよう! ショパン自身がつけた作品番号順に聴くことで、ショパンの“設計図”が見えてきます。
東京・神楽坂にある音楽之友社を拠点に、Webマガジン「ONTOMO」の企画・取材・編集をしています。「音楽っていいなぁ、を毎日に。」を掲げ、やさしく・ふかく・おもしろ...
《マズルカ》作品63の3曲は1846年のノアンの夏に作られた。サンドとの別れが翌年にせまり、生前出版された最後のマズルカとなった。すべてが最後に向かっているというのに、《マズルカ》ロ長調・作品63の1は溌剌とした命の躍動を感じさせる。
——小坂裕子著 作曲家◎人と作品シリーズ『ショパン』(音楽之友社)141ページより
前回紹介した2つの夜想曲Op.62に続き、今回紹介するマズルカも、1846年夏、最後のノアン滞在時に作曲され、生前出版された最後のマズルカとなりました。それぞれ異なる雰囲気の3つのマズルカ。ショパンはどのような心境で作曲していたのでしょうか。
3つのマズルカOp.63
作曲年代:1846(ショパン36歳)
出版:1847年
献呈:Laura de Czosnowska