ステキな男性と話すときに緊張してしまいます〜ラヴェルの「俺ほどの色男が」

ステキな男性が、主に何を考えていると思いますか？

それは……「俺ってなんてステキなんだろう」です。

脳内の99%はそれで占められています。

つまり、残りの1%で、しかも「ステキな俺」フィルターを通して周囲を見ているので、こちらが緊張していようが、していまいが、彼にとってはどうでもいいことなのです。

世の中にまあまあたくさんいるステキな男性のうちの1人の、さらに脳内1%のために、相談者様のように楽しく自分を省みることができる方が緊張する必要は、0.0001%すらもありません。

たらこ、美味しいですよね！

しかし、かくいう私にも相談者様と同じように「思ってもいないことを言ってしまう」癖があります。私の場合は、上品な方を見ると、つい、どこまで上品なのかを確かめたくなり、その方の前で小学生男子が好きそうな下品な言葉などを使ってみたくなるのです！

この衝動を抑えるには、どうしたらいいんでしょう?!

 私の悩みはさておき……。

ギリシャ民謡を基にラヴェルが作曲し、彼と同年代で翻訳家、詩人その他、多彩な活躍をしたギリシャ系フランス人のカルヴォコレッシがフランス語の歌詞を書いた「5つのギリシャ民謡」の中に、いわゆる「ステキな男性」の心情を描いた、素朴で洒脱な1曲があります。

この曲を聴いて、こうも考えて安心してください。基本的に自分しか見えていないステキな男性ですが、あなたを誘うとき、彼はあなたのことが好きなのです。

少なくともその瞬間、自分の次くらいには。