無償で学べるサントリーホール オペラ・アカデミーで受講生を募集中!
サントリーホールは、オペラ・アカデミーの受講生を募集する。
1993年に発足したオペラ・アカデミーは、世界的な指揮者やコレペティトゥア(※オペラ歌手の練習でピアノ伴奏と指導役を担う人)、歌手がレッスンを行なうばかりでなく、受講生同士が互いのよき「耳」となり、歌を聴いて意見を述べることで啓発しあうスタイルが特徴だ。
現在は、元世界的テノール歌手で指揮者・声楽指導者のジュゼッペ・サッバティーニをエグゼクティブ・ファカルティに迎えている。コーチング・ファカルティは、天羽明惠(ソプラノ)、野田ヒロ子(ソプラノ)、櫻田亮(テノール)、今尾滋(テノール)、増原英也(バリトン)、古藤田みゆき(ピアノ)、森田学(イタリア語指導)。
受講生の対象は、プロフェッショナルを本気で目指し、真摯に音楽に向き合う若き声楽家およびピアニスト。
基礎的なテクニックの習得を目指す「プリマヴェーラ・コース」と、同コース修了生がさらに深い音楽表現を磨くための「アドバンスト・コース」の2コースを展開し、無償で学べる“研鑚の場”とさまざまな“演奏の場”を提供している。
今回募集しているのは「プリマヴェーラ・コース」の第6期生で、研修期間は2021年7月から2023年5月まで。応募期間は2021年6月1日から18日まで(必着)。
エグゼクティブ・ファカルティのジュゼッペ・サッバティーニからのメッセージ
1993年にサントリーホールにオペラ・アカデミーが設立されてから、25年以上が経ちました。創立メンバーとしてこのアカデミーには大きな愛着を持っています。歌唱法の極意は、”技術は歌の表現に奉仕するもの”、”歌は言葉と音楽の両方の意味を表現すること”、この二つを実践することだと私は思っています。それを一緒に学んで行くことができれば幸いです。
修了生・迫田美帆さんのコメント(ソプラノ/アドバンスト・コース第2期修了)
世界の名だたる劇場で歌ってきたサッバティーニ先生の求める音楽は世界レベルで、レッスンでは1音たりとも妥協が許されません。ファカルティの方々ももちろん世界基準を標準としていて、その中で発声の基本から、楽譜の読み方、発語・表現の仕方まで多くのことを学びました。
始めは厳しいレッスンに心が折れそうになりましたが、必死に食らいつき、気がつくと自分自身も世界レベルを求め、耳、声、音楽への向き合い方が変わっていました。同時に周囲からも評価され始め、歌い手としての自信を持てるようになりました。
このアカデミーで過ごした4年間、私にとってはイタリア留学に匹敵するほどの価値があったと思っています。
研修期間: 2021年7月〜2023年5月 ※上記期間に継続して研修を受けられることを参加条件とする。
募集部門: 声楽各パート、ピアノ 各若干名
応募資格: 音楽大学またはそれに準じる専門性を有する大学卒業程度(満18歳より応募可)〜満28歳まで(2021年6月末現在)
応募期間: 2021年6月1日(火)〜6月18日(金)必着
選考方法:
第一次選考:書類審査
第二次選考:実技審査 ※2021年7月3日(土)、5日(月)、6日(火) のうちいずれか1日
第三次選考:面接 ※2021年7月10日(土)、11日(日)のうちいずれか1日
※会場:サントリーホール内
※審査員:オペラ・アカデミー・ファカルティ(エグゼクティブ・ファカルティはオンラインでの審査となる可能性あり)
受験料: 無料(交通費等、参加に必要な経費は自己負担)
受講料: 無料(交通費は自己負担。教材等、実費負担となる場合あり)
募集要項、申し込み先などの詳細はこちら
関連する記事
-
室内楽に取り組むにあたって考えること。そして梅雨に始めた新しい趣味
-
【Q&A】日本音楽コンクール&ピティナ特級の連続優勝で話題! 鈴木愛美さん(ピア...
-
ピアニストの辻井伸行がドイツ・グラモフォンと日本人初のグローバル専属契約
ランキング
- Daily
- Monthly
関連する記事
ランキング
- Daily
- Monthly