東京六人組——メンバーが暴く素顔、趣味や音楽への思いを大公開!
気になるアーティストさんの素顔をのぞき見しちゃう、一問一答メールインタビュー連載。
第4回は、東京六人組の皆さんが登場! 上野由恵さん、荒絵理子さん、金子平さん、福士マリ子さん、福川伸陽さん、三浦友理枝さんによって奏でられる、絶妙なアンサンブル。皆さんのどのようなキャラクターが、魅力的な演奏を生み出しているのでしょうか? メンバーによる他己紹介と、気分転換の方法や座右の銘などを見てみましょう。
東京・神楽坂にある音楽之友社を拠点に、Webマガジン「ONTOMO」の企画・取材・編集をしています。「音楽っていいなぁ、を毎日に。」を掲げ、やさしく・ふかく・おもしろ...
2015年に結成されたフルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルン、ピアノによるアンサンブル、東京六人組。もともとこの編成のために作曲された作品だけでなく、さまざまな編曲作品にも取り組み、表現の幅はますます広がり続けています。
息のピッタリ合ったアンサンブルを披露してくれる皆さん、それぞれどのようなキャラクターなのでしょうか。メンバーの目にはどう映っているのか、他己紹介をしていただきました! そしてQ3からQ8では、選んでいただいたプライベートに関する質問を通して、メンバーの意外な一面もご覧ください。
東京六人組とは?
Q1. まずはメンバーそれぞれの他己紹介をお願いします。
上野由恵(フルート)
荒 常に全力で一生懸命。
金子 いつもダジャレでみんなを笑わせてくれます。
福士 しっかり者なのに笑いのセンスも抜群!
福川 超ムードメーカー。
三浦 自身に対しては大変ストイックに練習する努力家であり、お客様に対しては本当に丁寧に対応していて優しいなぁといつも思っています。
荒絵理子(オーボエ)
上野 一見クールだけど、実はとても情が厚くて優しい。
金子 音楽の守備範囲が広く、やれば何でもこなしてしまう。
福士 趣味がたくさんあって楽しそう!
福川 ヨガのインストラクター資格を持ってたり、打楽器が異様に上手いなど、謎の多い女。
三浦 オーボエはもちろん、各種打楽器もできるマルチプレーヤー。オーボエという難しい楽器で生き抜いてきているので度胸があり、またスタイル抜群のお姉さんでかっこいい。
金子平(クラリネット)
上野 永遠の少年。いつも爽やか&軽やか。
荒 いい人。独特の世界観。
福士 自然児? のように伸び伸びしてる!
福川 擬音語しか話さないときがもっとも平くんらしい。
三浦 口数は少ないけど、ひとこと言うだけでお客さんが今日イチ爆笑する、という稀有な能力を持っている。
福士マリ子(ファゴット)
上野 なぜだかものすごく守ってあげたくなる存在。
荒 根っからの真面目。
金子 おっとりほんわか、六人組のムードメーカー。
福川 普段はほんわか担当、演奏時は正反対。
三浦 末っ子でとにかく可愛い。芯は強いけど基本的にどんなときもほんわかした雰囲気はブレず、すぐにパニクってテンパる私はその安定感が羨ましい。
福川伸陽(ホルン)
上野 戦隊ものだったら絶対レッド!
荒 誰に対してもバランスよく接することができる。
金子 斬新なひらめきとユーモアにあふれています。
福士 メンバーの話をよく聞いてくれて一家のお父さんのよう!
三浦 ザ・大黒柱。レコーディングとかリハが煮詰まって疲労困憊のときに、いつも「よっしゃー頑張ろう」とみんなに声かけしてくれるのに助けられています。
三浦友理枝(ピアノ)
上野 頭の回転も、指の動きも速い!
荒 clever。いい意味でサバサバしている。
金子 優美で博識。一見、お嬢様キャラだが、話すとそうでもない。
福士 冷静だけどコメントが鋭くて面白い!
福川 「私だけ音が多い」とブツブツ言いながら誰よりも軽やかな人。
Q2. 結成から5年ほど経ちますが、どのようなことを心がけて活動されていますか?
上野 アンサンブルの喜びが多くの方に伝わればいいなと思っています。
荒 時には弦楽器、フルートや金管楽器などをオーボエで表現しなくてはいけないので、オーボエという楽器の枠を越えられるように努力しています。
福士 柔軟さを心がけたいと思っています。そして、6人での演奏を楽しむことです。
福川 音楽を守らない、常に新鮮な気持ちで。
三浦 皆さん、演奏のクオリティに対して本当に妥協がないので、お互いに対してもギリギリの要求をすることがあります。正直「ピアノでそんなことできないよ〜」と思っても、即「ムリ!」とはなるべく言わず、できるだけ努力するようにしています。そのおかげで新たに開拓された弾き方やテクニックもあり、みんなには感謝しています。
Q3. 最近ハマっているものは?
上野 お気に入りの焙煎豆を挽いて美味しいコーヒーを淹れること。
荒 好きな歌手などの動画を観ること(Pentatonix、MISIA、嵐など) 。
福川 船舶免許取りました。
三浦 ウォーキング。1時間半くらいは早歩きで歩き続けられるようになりました。
Q4. 最近お気に入りのアイテムを教えてください。
上野 ちょっといいマイクとwebカメラ。オンラインレッスンに活用しています。
荒 ポップインアラジン(プロジェクター)。
金子 「レタスクラブ」に付いている1ヶ月分の献立カレンダーブック。
福川 SUP用具一式(海の上で、ボードに乗って立って漕ぐスポーツ)。
三浦 ウォーキングのときに背負う小さいリュック。小学生に戻った気分ですが、両手が均等にあくのは素晴らしい。
Q5. 気分転換にはなにをしますか?
上野 海外のインテリア雑誌を読む。
荒 ヨガ、マリオ(Switch)、テレビ、ドラマ鑑賞など。
金子 お菓子作り、薪仕事、手ごねぱんを作る、昼寝。
福士 自然の景色を見ること。
福川 砂浜で走ったり、山で散歩したり。
三浦 買い物、飼ってるインコ2羽と遊ぶ。
Q6. 座右の銘を教えてください。
上野 「小さなことの積み重ねでしか遠くへはいけない」byイチロー
荒 「芸に近道なし」(日々苦労していますが、苦労している量が多い人のほうが結果的にいいものが提示できるという師匠の言葉を信じて、今日まで続けています)
金子 「風の吹くまま」
福士 「マイペース」
三浦 「一歩下がれ」(一歩出過ぎて大恥をかいたことがあるので)
Q7. 演奏家(音楽家)じゃなかったら何をやりたかった?
上野 舞台俳優(演劇、ミュージカル)。
荒 小さい頃は相撲部屋の女将さん、今は芸能人のマネージャー。
金子 何かの職人。
福川 考古学者、宇宙物理学者。
三浦 宝石を取り扱う仕事。
Q8. 最後に、これまで東京六人組で演奏したなかで、一番思い出深い作品はどれですか?
上野 プーランクの六重奏曲。この曲がなかったらこの編成、このメンバーで集まることはなかったかも。
荒 ブラームスのピアノ四重奏曲。
福士 ブラームスのピアノ四重奏曲です。子どもの頃から大好きな曲だったので、この六人組で演奏することができてとても感慨深いです。
福川 オリジナルのプーランクは毎回違う演奏になるのでもちろん、魔法使いの弟子(あるコンサートでキーが壊れ、替え指で吹き切った)や、ボレロ(笑って吹けなくなった)、ブラームス(やる度に心が動く)など、1番が決められません。
三浦 プーランクの六重奏曲。この編成の代表曲で、六人組でも一番たくさんの回数を弾いていますが、毎回テンポ感やバランスなどをリハでよく話し合います。いろいろな可能性を秘めた奥深い曲だと思います。
プーランク:六重奏曲/ブラームス:ピアノ四重奏曲第1番/デュカス:魔法使いの弟子/ラヴェル:ボレロ
メンバーの皆さんの素顔、いかがでしたでしょうか。興味をもったら、ぜひ演奏会に出かけてみてください。
日時: 2020年10月18日(日)14:15開場、15:00開演
会場: 所沢ミューズ マーキーホール
曲目: ラヴェル/ラ・ヴァルス(所沢ミューズ&アクロス福岡 委託編曲)、ダンディ/サラバンドとメヌエット、プーランク/六重奏曲ほか
料金: 全席指定2,300円
詳しくはこちら
日時: 2020年10月26日(月)
会場: ふきのとうホール(北海道)
日時: 2020年12月9日(水)18:30開場、19:00開演
会場: めぐろパーシモンホール 小ホール
曲目: ブラームス/ハンガリー舞曲 第1番、第5番、第6番、モーツァルト(磯部周平 編曲)/きらきら星変装曲、ブラームス(サミュエル・バロン 編曲)/ ピアノ四重奏曲 第1番 ト短調 Op.25(ピアノと木管五重奏のための六重奏版)
料金: 全席指定 一般/3,500円、学生/2,000円
詳しくはこちら
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