記者会見でショパンコンクールの課題曲変更点が発表! 小林愛実も登場し思い出を語る
2023.03.01
チェロ・ソナタ Op.65――盟友に献呈された、生前最後の出版作品
ショパンの作品を全曲聴いてみよう! ショパン自身がつけた作品番号順に聴くことで、ショパンの“設計図”が見えてきます。
東京・神楽坂にある音楽之友社を拠点に、Webマガジン「ONTOMO」の企画・取材・編集をしています。「音楽っていいなぁ、を毎日に。」を掲げ、やさしく・ふかく・おもしろ...
1846年11月、ショパンはノアンの館をあとにした。サンドと暮らしだして恒例となった移動だが、今回も前年同様に一人だった。《マズルカ》4曲、《ノクターン》2曲、《チェロ・ソナタ》などの成果とともに、パリでの社交、レッスン、サロンでの演奏会の日々を楽しみにしての出発だ。
——小坂裕子著 作曲家◎人と作品シリーズ『ショパン』(音楽之友社)145ページより
ショパンにとって、最後のノアン滞在となりました。健康状態が悪化しただけでなく、サンドとの関係も思わしくない状態で、なんとか筆を執っていたショパン。Op.62の2曲のノクターンは、ショパンの生前に出版された最後のノクターンとなりました。
2つの夜想曲Op.62
作曲年代:1846(ショパン36歳)
出版:1846年
献呈: R. de Konneritz