亡国の歴史を歩んだポーランドの独立と第1回ショパン国際ピアノ・コンクールのころ
2018.04.28
日めくりオントモ語録/ゲルハルト・オピッツ
ソナタを弾くたびにベートーヴェンの新しい一面を発見しますし、そのたびにひとつの旅に出るような思いがします。
――ゲルハルト・オピッツ『いまに生きるベートーヴェン 生涯・作品と演奏法の変遷』より
ヴィルヘルム・ケンプの弟子で、師弟関係をさかのぼっていくとベートーヴェンに至るという、ドイツ正統派の第一人者というべきピアニスト・オピッツのベートーヴェン論。「ベートーヴェンのソナタ全曲を集中的に弾くことは、人の成長を良い方へ導くものです」と続ける。
ゲルハルト・オピッツ(Gerhard OPPITZ 1953~)
1953年、バイエルン州生まれ。5歳でピアノを始め、11歳でモーツァルト「ニ短調協奏曲」を演奏。その後シュトゥットガルト国立音楽大学でパウル・バックに師事。73年以降、ヴィルヘルム・ケンプから主にベートーヴェンのソナタと協奏曲を学ぶ。77年、第2回あるトゥール・ルービンシュタイン・コンクールで第1位。バッハからブーレーズまで幅広いレパートリーをもつ。日本では1994年、NHKで合計7時間にわたってベートーヴェン・ソナタ集の演奏およびレッスンを行い放映された。
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