
読みもの
2026.01.19
名曲解説100
30秒でわかるサン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ

サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソについて30秒で丸わかり♪
フランス近代音楽の展開に大きな役割を果したカミーユ・サン=サーンス(1835~1921)は、当時オペラやバレエばかりがもてはやされていたフランスにあって、器楽の振興に力を入れたことで知られ、さまざまな形態の器楽作品を手掛けています。
ヴァイオリン曲にも優れた作品を残しており、その中でもとりわけ親しまれているのが、初期の所産である《序奏とロンド・カプリチオーソ》です。当時まだ若かったスペインのヴァイオリニストのサラサーテのために作曲されたもので、管弦楽伴奏による協奏的作風のうちに豊かなカンタービレと劇的な表現をヴァイオリンの名技性が結び付き、そこにさらに粋なエスプリを感じさせるといった、サン=サーンスの音楽的美質を端的に示す作品となっています。
曲は訴えかけるような印象的な語り口をもったメランコリックな序奏に始まり、主部に入るとリズミックな主題を中心に、題のとおりカプリチオーソ[=気まぐれに]というに相応しい変化に満ちたロンドが発展、最後は明るい華麗なコーダで閉じられます。管弦楽ではなくピアノ伴奏でもしばしば取り上げられる名作です。
サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ
作曲年:1863年
演奏時間:約9分
編成:フルート2、オーボエ2、クラリネット2、ファゴット2、ホルン2、トランペット2、ティンパニ、弦5部、独奏ヴァイオリン
関連記事
名曲解説100
関連する記事
ランキング
- Daily
- Monthly
関連する記事
ランキング
- Daily
- Monthly
新着記事Latest

レポート
2026.06.15
辻井伸行がマケラ指揮パリ管と初共演 ピタリと呼吸の合った秀演に万雷の拍手

レポート
2026.06.14
ズービン・メータの90歳記念公演、ハーゲン・クァルテットがベルリンでお別れ公演

読みもの
2026.06.14
サントリー天然水CMで流れる「心の瞳」〜坂本九の名曲が合唱の定番になるまで

レポート
2026.06.13
リンブリー・シアターで若手育成プログラム公演 女性作曲家による3つの小編成オペラ
![今週のイチオシ公演[6月15日(月)~6月21日(日)]](/uploads/def1bacd04965c8c1f6599aed707e78c.png)
イベント
2026.06.12
今週のイチオシ公演[6月15日(月)~6月21日(日)]

レポート
2026.06.12
《トゥーランドット》世界初演から100年 フランクフルト歌劇場が54年ぶりに新制...

レポート
2026.06.11
金子三勇士「21世紀のフランツ・リストになりたい」~デビュー15周年の壮大な決意...

読みもの
2026.06.11
ピアノレッスンに親は付き添うべき? 教本「ピアチャレ」 シリーズ著者、山本美芽さ...












