
読みもの
2026.01.19
名曲解説100
30秒でわかるモーツァルト:ピアノ・ソナタ第11番《トルコ行進曲付》

モーツァルト:ピアノ・ソナタ第11番《トルコ行進曲付》について30秒で丸わかり♪
このソナタは、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756~91)の数あるピアノ・ソナタの中でも、終楽章のトルコ行進曲ゆえに特に親しまれている名作で、故郷ザルツブルクでの宮仕えに嫌気がさしてウィーンに移住して約2年、彼がこの楽都においてフリーの音楽家としての活動を軌道に乗せつつあった時期に生み出されました。
当時の彼の主たる収入源は、ピアノ奏者としての活動にありました。このソナタも、そうした自作の演奏のために書かれたと思われます。たしかに作風の親しみやすさ、とりわけフィナーレの“トルコ風”の音楽は、当時のウィーンの聴衆の趣味に適ったものだったといえるでしょう。当時ウィーンでは、トルコの軍楽隊の音楽が好まれていました。モーツァルトはこのソナタの前年に、やはりトルコ風の楽想を取り入れたオペラ《後宮からの誘拐》を作曲して、ウィーンでの名声を確立しています。
アンダンテ・グラツィオーソによるシチリアーノ風の主題に基づく変奏形式の第1楽章、メヌエットの中間楽章、“トルコ行進曲”としてあまりにも有名なアレグレットのロンド・フィナーレの3つの楽章からなっています。ソナタ形式の楽章がないこともこのソナタの特徴です。
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第11番《トルコ行進曲付》
作曲年:1783年
演奏時間:約22分
編成:ピアノ
関連記事
名曲解説100
関連する記事
ランキング
- Daily
- Monthly
関連する記事
ランキング
- Daily
- Monthly
新着記事Latest

読みもの
2026.10.07
世界最高峰オーケストラ「ベルリン・フィル」〜カラヤン、アバド、ラトルの時代の変化

レポート
2026.10.07
パシフィックフィルハーモニア東京が新体制&2027年度ラインナップを発表

記事
2026.10.06
演奏を科学でサポートする世界初の「トレセン」誕生!その革新的プログラムとは

読みもの
2026.10.02
「発達が気になる子」にピアノ指導者はどう向き合う?レッスン現場から学ぶMOOK発...

イベント
2026.10.02
エリック・ルーが名匠ズヴェーデン&エバーグリーン響と紡ぐ、チャイコフスキーの深淵

読みもの
2026.10.01
2026年10月の運勢&ラッキーミュージック☆青石ひかりのマンスリー星座占い

インタビュー
2026.09.30
新倉瞳に50の質問!〈後編〉オフの日の過ごし方は? 意外だと言われる一面は?

レポート
2026.09.30
サントリー音楽賞、佐藤俊介へ贈賞「出会いがあって今がある。新たなスタート地点」












