
エリザベート王妃国際音楽コンクール、今年はチェロ! 第1ラウンドが5月4日スタート


東京・神楽坂にある音楽之友社を拠点に、Webマガジン「ONTOMO」の企画・取材・編集をしています。「音楽っていいなぁ、を毎日に。」を掲げ、やさしく・ふかく・おもしろ...
エリザベート王妃国際音楽コンクールは、毎年5月、ベルギーのブリュッセルで若いクラシック音楽家を対象に開催されている国際コンクール。ベルギーのエリザベート王妃の名のもとに1951年に創設され、年ごとに、ヴァイオリン(1937年以来)、ピアノ(1938年以来)、声楽(1988年以来)、チェロ(2017年以来)の順に開催されている。
2026年はチェロ部門が開催され、5月4日に第1ラウンドが始まる。その後、5月11日から16日にセミファイナル、5月25日から30日にファイナルが開催。なお、コンクールのすべての演奏はライブ配信され、セミファイナルとファイナルは、ベルギーのラジオとテレビでも生放送される。
コンクール事務局によると、ライブ配信はベルギーの公共放送である VRT と RTBF が担い、世界最高水準を誇るそう。協奏曲の演奏はすべて、10台のカメラによる高度な撮影体制で収録される。最前列にはリモートカメラが設置されるため、チェリストの演奏を間近に捉えた印象的かつ臨場感あふれる映像が届けられるだろう。
さらに、経験豊富なディレクターの指揮のもと、すべてのカットがオーケストラの総譜に基づいて綿密に設計されている。これにより、音楽のあらゆるニュアンスが視覚的にも正確に表現されるよう工夫され、コンサートホールでの体験を、そのまま画面へと届けられるよう尽力しているそうだ。ぜひ自宅でコンクールの臨場感を味わってみては?
第1ラウンドには、ビデオ審査に通過した64名が登場。日本からは北村陽(5月4日)、森田啓介(5月5日)が出場している。
ボッケリーニのチェロ・ソナタ、ニコライ・ロスラヴェツ《瞑想曲》またはヨゼフ・スーク《バラード 作品3》またはナディア・ブーランジェ《3つの小品》、そしてカイヤ・サーリアホ《子守歌〜チェロ独奏のための》を演奏する。
第1ラウンドの演奏順
5月4日(月)
15:00(現地)/22:00(日本)
- Ivan Skanavi ロシア、1996(生年)
- Alejandro Viana スペイン、1996
- Maria Zaitseva ロシア、2001
- Isaac Lottman オランダ、2003
- Jiayi Liu 中国、2002
- Lionel Martin ドイツ、2003
20:00(現地)/翌3:00(日本)
- 北村 陽 日本、2004
- Carlos Vidal Ballester スペイン、2004
- Luiz Fernando Venturelli ブラジル/ポルトガル、1999
- Carlo Lay ドイツ、2000
- Alexandra Kahrer オーストリア、1998
5月5日(火)
15:00/22:00
- Paolo Tedesco イタリア、2001
- Alexander Wollheim ドイツ、2000
- Caterina Isaia イタリア、2002
- Ivan Sendetsky ロシア、1996
- Ettore Pagano イタリア、2003
- 森田 啓介 日本、1997
20:00/翌3:00
- Theresa Laun オーストリア、2001
- Jihyeuk Choi アメリカ、2000
- Jakob Solle ドイツ、2002
- Michael Song アメリカ、2000
- Gabriel Guignier フランス、2006
5月6日(水)
15:00/22:00
- Kuan-Yu Huang 台湾、2000
- Maria Leszczyńska ポーランド、1998
- Bence Temesvári ハンガリー、1999
- Simon Tetzlaff ドイツ、1997
- Jonathan Reuveni スイス/ドイツ、1997
- Clara Dietlin フランス、2001
20:00/翌3:00
- Sandro Meszaros スイス/イタリア、2000
- Charlotte Miles オーストラリア、2002
- Constantin Heise ドイツ、2001
- Dilshod Narzillaev ウズベキスタン、1997
- Katharina Meldre ロシア、1999
5月7日(木)
15:00/22:00
- Léo Ispir フランス、2oo2
- Romain-Olivier Gray カナダ/アメリカ、2003
- João Pedro Gonçalves ポルトガル、2ooo
- Jiaxun Yao 中国、2002
- Maxim Calver イギリス、1999
- Benett Tsai オーストラリア、2003
20:00/翌3:00
- Anna Meipariani ジョージア、2007
- Jiyeon Maeng 韓国、2002
- Kiril Fasla-Prolat スペイン、1996
- Eline Hensels オランダ、1998
- Álvaro Lozano Cames スペイン、2006
5月8日(金)
15:00/22:00
- Leland Ko アメリカ/カナダ、1998
- Jonathan Gerstner スイス、2003
- Xuanhan Xu 中国、2004
- Noam Ginsparg アメリカ、2004
- Michael Wehrmeyer ドイツ、2002
20:00/翌3:00
- Gaeun Kim 韓国、2002
- Saebom Lee 韓国、2007
- Milo Ferrazzini スイス、2000
- Roric Cunningham アメリカ、2000
- Krzysztof Michalski ポーランド、2003
5月9日(土)
15:00/22:00
- Jiwoong Chae 韓国、2007
- Sarah Moser オーストリア、2000
- Felix Brunnenkant ドイツ、2001
- Jiaqi Liu 中国、2000
- Arne Jesper Zeller ドイツ、2006
20:00/翌3:00
- Andrew Ilhoon Byun カナダ、1998
- Marcus Michelin スウェーデン、1999
- Tae-Yeon Kim 韓国、2006
- Tzu-Shao Chao 台湾、2001
- Olivia Marckx アメリカ、1999
日本人出場者のプロフィール


桐朋女子高等学校音楽科に特待生として入学。桐朋学園大学音楽学部ソリストディプロマコース在籍中にリヴィニウス氏に招かれ、ザール音楽大学に編入。ソリストディプロマコースを首席で修了後、完全渡独。ザール音楽大学を首席で卒業し、同大学院へ進学。ハノーファー音楽演劇メディア大学大学院を経て、現在はリューベック音楽大学国家演奏家資格過程に在籍。
第7回泉の森ジュニアチェロコンクール最年少金賞
第68回全日本学生音楽コンクール・第83日本音楽コンクール第1位、史上初の同年2冠、徳永賞、黒栁賞、岩谷賞(聴衆賞)
パブロ・カザルス音楽祭コンクール2017 第1位
第27回青山音楽賞新人賞
第14回ルーマニア国際音楽コンクールグランプリ、聴衆賞
ピアノ以外の弦楽器で初となる第45回日本ショパン協会賞
国際チェロコンクール「エマニュエル・フォイアマン大賞」特別賞
メンデルスゾーン全ドイツ音楽大学コンクールアーノルド財団賞
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