ベルリン・フィルのヨーロッパ・コンサート、5月1日に無観客で実施しオンラインでも配信
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団は、1991年より毎年ヨーロッパの歴史的なロケーションでコンサートを開催している。新型コロナウイルスの影響で今年のヨーロッパ・ツアーがキャンセルになったことを受けて、5月1日に無観客で演奏会を実施することが決定した。
演奏会は、ベルリン・ブランデンブルク放送によりテレビとラジオで生中継されるほか、ベルリン・フィルの映像配信サービス「デジタル・コンサートホール」で、同日 (5月1日)の日本時間18時よりライブ配信される。視聴は無料で可能。
配信にあたって、アンドレア・ツィーチュマン(ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団インテンダント)とキリル・ペトレンコ(主席指揮者、オーケストラ代表)から共同コメントが寄せられている。
「この困難な状況において、ヨーロッパ・コンサートの開催が可能になったことを、関係者の皆様に深く感謝申し上げます。当演奏会は、これまでも“統合されたヨーロッパ”を記念して行われてきましたが、このメッセージは現在、さらに意味を増しているように思われます。世界の聴衆の皆様に、音楽の喜びと、我々の連帯の気持ちを感じとっていただけましたら幸いです」
また、パトリツィア・シュレジンガー(ベルリン・ブランデンブルク放送インテンダント)は以下のようにコメント。
「ベルリン・フィルのヨーロッパ・コンサートは、常に象徴的なメッセージを持ち、連帯をモットーとしてきました。現在ヨーロッパでは、自由を手放さなければならない状況が生まれていますが、我々は、ベルリン・フィルの音楽の力によって、再び統合されます。当演奏会を中継することは、ベルリン・ブランデンブルク放送にとって特別な喜びです」
尚、感染予防と衛生上の条件を守るため、プログラムは室内アンサンブルによる作品に変更される。
日時: 2020年5月1日(金) 日本時間18:00 ライブ配信
演奏曲目:
ペルト:フラトレス
リゲティ:ラミフィカシオン
バーバー:弦楽器のためのアダージョ
マーラー:交響曲第4番(エルヴィン・シュタインによる室内アンサンブル版)
出演:
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
クリスティアーネ・カルク(ソプラノ)
キリル・ペトレンコ(指揮)
関連する記事
-
ピアニスト・角野隼斗が音楽や人との出会いを語るラジオ番組が4月7日にスタート!
-
角野隼斗が語るApple Music Classicalの楽しみ方
-
2時間みっちりブルクミュラー語ります弾きます遊びますライブ配信開催決定!
ランキング
- Daily
- Monthly
関連する記事
ランキング
- Daily
- Monthly