6月21日（日）「北欧の“おうちで”音楽ピクニック」開催！〜ある支援のカタチから

4月、友人の音楽事務所に「ササヤカデスガキフデス」という名で匿名の10万円の振り込みがあったという。コロナウイルスの影響で誰もが大変なときなのに……、驚きと感動と。

直接お礼を伝えることができないから、自分たちにできることを、と考え、彼は無料のネット配信で、音楽で祝う夏至祭り「北欧の“おうちで”音楽ピクニック」を思い立った。

6月21日（日）12：00から16：30頃までのYouTubeライブ配信に出演する、62のアーティストの紹介動画

小巖仰さんの事務所「ハーモニーフィールズ」の北欧音楽イベントは楽しい。2010、11、12年に開催された「北欧の音楽ピクニック」は大阪の万博公園の原っぱに約1万人が来場。全員で手をつないだ、フィナーレのロングダンスは、またいつか叶えてほしい現代の伝説だ。

そのハーモニーさん、今年はどうするんだろう？ と思っていたけれど「やる！ ネットでやる！」と聞き、私は本当に嬉しかった。

北欧やバルト3国、日本などの、62のアーティストが、このフェスのために撮った動画で、1曲ずつ参加する。撮影はそれぞれの状況により、自宅で、森で、一人で、数人で……。

「ほぼ2つ返事で快諾いただけた。発信する意義、これからの期待を大事に思ってくださったのだと思う」と、小巖さんは言う。

「新しい国際音楽交流のカタチを作ることが大事。62組ものアーティストが同じフェスに出演する、この状況だからこその奇跡の音楽祭。今後の課題は、会うこと以上に深い交流をどう実感するか、そして収益面のこと。まずはこの第一歩を大事に積み上げていきたい」

【筆者の注目アーティスト1】私が、大ファンのロシアのバンド、オタヴァ・ヨも参加するのが、嬉しくて、でも、ロシア？ 北欧じゃないけど？ と思い、小巖さんに尋ねると「彼らはサンクトペテルブルグなので、バルト3国と似たスラヴ民族の夏至祭を行ないます」とのこと。「ほ～！」なんかそういうのも、楽しい！

【筆者の注目アーティスト2】ONTOMOの連載で取材させていただいた、マリ・ユリエンスさんも、エストニアから、参加！ どんな歌、どんな動画を送ってくれたのか、楽しみ、楽しみ♡

【筆者の注目アーティスト3】海外のアーテイストが送ってくれる動画も、楽しみだけど、日本で活躍する北欧音楽の演奏家の動画も、と～っても楽しみ！ ニッケルハルパやフォークフルート、カンテレ、自分も演奏してみたい！って思う方も、特に、ONTOMO読者さんには、多いかも！