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2021.12.13
【新連載】今週どこ行く?(2021年12月13日~20日の公演情報)

ベートーヴェンの250歳をお祝いし直しませんか? 第九だけじゃないコンサート3選

毎週月曜日に、編集部が気になる今週の公演を紹介するコーナー「今週どこ行く?」。
次の月曜日までの公演の中から、独断で3つに絞ってピックアップしていきます。
ご自身のカレンダーや気分と相談して、ぜひ足を運んでみて!

和田響子
和田響子 ONTOMO編集長

埼玉県出身。DTPや自転車の専門誌の編集部を経て、音楽之友社に入社。中学校から20代まで吹奏楽団やブリティッシュ・ブラスのバンドでトランペットやコルネットを演奏。川越...

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こんにちは。編集部のワダです。今日から始まった新企画、毎回なんらかのテーマで3つの公演に絞って、情報をお届けします。

今回は、12月16日に251歳のバースデーを迎えるベートーヴェン縛り。250歳を迎えた2020年は、ONTOMOでも「おやすみベートーヴェン」や「ベートーヴェンと〇〇」といった連載で、これでもか! というくらいに愛を捧げてきましたが、コロナ禍によって記念コンサートの中止や延期が相次ぎ、2021年はパタリと話題にのぼらず静観……。

罪滅ぼしというわけではないですが、「第九」聴き比べだけじゃない、他の作品も含めたベートーヴェンのコンサート3つで、改めて楽聖の魅力を堪能したいと思います。

少し早いけれど、Happy Birthday, Beethoven!

12月15日(水)・16日(木):山田和樹指揮・NHK交響楽団 第1947回 定期公演 Bプログラム

ベートーヴェンの交響曲第3番《英雄》の名前は、当初ナポレオンを讃えて《ボナパルト》だったものの、彼が皇帝に即位したことに失望して《エロイカ(英雄)》となったという説が有名です。今年のしめくくり、「今年1年、よくがんばった!」というご褒美に、自分を英雄視(妄想!)して聴いてしまおう……などと思っています(第2楽章の葬送行進曲はナンですが)。詳しくはベートーヴェン研究者の平野昭さん監修の記事(第1楽章第2楽章第3楽章第4楽章)をご覧ください。

前半は、トランペット好きにはうれしすぎるマーラー《花の章》からの、ソプラノの歌が入るリヒャルト・シュトラウス《4つの最後の歌》。抒情的な大人の雰囲気が味わえそうです。

マーラー《花の章》(山田和樹指揮、演奏は読売日本交響楽団)

information
山田和樹指揮・NHK交響楽団 第1947回 定期公演 Bプログラム

日時: 12月15日(水)、12月16日(木)各19:00開演

会場: サントリーホール(東京)

曲目:

  • マーラー:花の章
  • R. シュトラウス:4つの最後の歌
  • ベートーヴェン:交響曲 第3番 変ホ長調 作品55《英雄》

出演: 山田和樹(指揮)、佐々木典子(ソプラノ)、NHK交響楽団

詳しくはこちら

12月17日(金): 青柳晋 自主企画シリーズ リストのいる部屋 Vol.16 青柳晋 ピアノ・リサイタル

このリサイタルには「リストのいる部屋」というタイトルがついていますが、曲目にはベートーヴェンの3作品が並びます。ベートーヴェンの連作歌曲《遥かなる恋人に寄せて》は、リストによるピアノ編曲版。各々1~3分ほどの全6曲は、愛の憧れや丘の上から見た光景を歌っています(平野昭さんの解説はこちら)。メロディックな歌曲から、緩急豊かな小曲集《6つのバガテル》へ。ベートーヴェン最晩年、最後のピアノ曲です(同じく解説はこちら)。

後半の《ハンマークラヴィーア》は、ベートーヴェンが47歳〜48歳のときに書き、金字塔となった作品(解説は第1楽章第2楽章第3楽章第4楽章)。青柳晋さんの自主企画ということで、思いにあふれたリサイタルになりそう。

information
リストのいる部屋 Vol.16 青柳晋 ピアノ・リサイタル

日時: 12月17日(金)19:00開演

会場: Hakuju Hall(東京)

曲目:

  • ベートーヴェン=リスト編:遥かなる恋人に寄せて
  • ベートーヴェン:6つのバガテル Op.126
  • ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第29番変ロ長調 Op.106《ハンマークラヴィーア》

出演: 青柳晋(ピアノ)

詳しくはこちら

12月20日(月):読響《第九》

実は、この読響《第九》は、12月18日・19日の土日のマチネ(午後のコンサート)から24日まで全6公演あるのですが、20日(月)の東京芸術劇場、22日(水)のサントリーホールは、前半にオルガン独奏が入ります。東京在勤者としては仕事帰りに立ち寄れて、お得感のあるほうをチョイス。全曲が短調で厳かな雰囲気ですが、超有名曲ですし、最後は「歓喜の歌」で晴れやかに終われるので、どなたでも楽しめるはず。

「第九」の歌手陣は、昨日千秋楽を迎えた新国立劇場《蝶々夫人》で好評だったソプラノの中村恵理さんをはじめ、第一線で活躍している方ばかり。ONTOMOでも対談連載でお馴染みのカウンターテナー藤木大地さんがアルトパートに入り、女性1人、男性3人の組み合わせが楽しめます(「第九」誕生時の逸話はこちら。第1楽章第2楽章第3楽章第4楽章)。

information
読響《第九》

日時: 12月20日(月)19:00開演

会場: 東京芸術劇場

曲目:

第1部〈オルガン独奏〉中田恵子 ※約15分。20日、22日公演のみ

  • J.S.バッハ:小フーガ ト短調 BWV578
  • J.S.バッハ:トッカータとフーガ ニ短調 BWV565

第2部〈第九〉

  • ベートーヴェン:交響曲第9番 ニ短調 作品125「合唱付き」

出演: 中田恵子(オルガン20日、22日公演のみ)、ジョン・アクセルロッド(指揮)、中村恵理(ソプラノ)、藤木大地(アルト)、小堀勇介(テノール)、妻屋秀和(バス)、新国立劇場合唱団(合唱指揮=冨平恭平)

詳しくはこちら(シリーズ全6公演)

和田響子
和田響子 ONTOMO編集長

埼玉県出身。DTPや自転車の専門誌の編集部を経て、音楽之友社に入社。中学校から20代まで吹奏楽団やブリティッシュ・ブラスのバンドでトランペットやコルネットを演奏。川越...

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