久石譲が自作を指揮する演奏会、クラウス・マケラ指揮パリ管弦楽団など無料公開中！

フィルハーモニー・ド・パリの配信サイトでは、さまざまなコンサート映像が無料で公開されています。2022年6月現在公開されているものから、編集部のおすすめ公演をピックアップ！ 急な猛暑日におうちで鑑賞会はいかがですか？

まず、5月7日に開催されたコンサート“Hisaishi Symphonique”。久石譲自らが指揮台に上がり、ストラスブール・フィルハーモニー管弦楽団とともに自作を披露した公演です。

【プログラム】
久石譲：交響曲第2番
久石譲：《Woman》ピアノ、ハープ、パーカッション、弦楽合奏のための（Woman、『崖の上のポニョ』、Les Aventuriers）
久石譲：交響組曲《もののけ姫》

おなじみの『崖の上のポニョ』のテーマ曲は、弦楽器のピッツィカートでかわいらしく奏でられる癒し系。交響組曲《もののけ姫》では、久石譲によるピアノとコンサートマスターによるヴァイオリン・ソロは聴きごたえ抜群です（1時間13分頃～）。

会場の熱気や久石譲の表情など、ぜひいろいろと注目してみてください。アンコールまでお聴き逃しなく！

11月7日まで視聴可能です。

続いては、パリ管弦楽団の演奏会からひとつ紹介します。指揮は、1996年生まれの26歳にしてパリ管弦楽団の音楽監督を務め、2027年にロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の首席指揮者に就任することが発表されたばかりのクラウス・マケラ。ドビュッシーの管弦楽のための《映像》を始め、彩り豊かなプログラムです。チャイコフスキーのピアノ協奏曲では、カティア・ブニアティシヴィリをソリストに迎えます。

【プログラム】
ファリャ：バレエ音楽《三角帽子》第2組曲
チャイコフスキー：ピアノ協奏曲第1番
シューベルト／リスト編：《セレナーデ》
ドビュッシー：管弦楽のための《映像》「ジーグ」、「イベリア」、「春のロンド」
ラヴェル：《ボレロ》

9月23日まで視聴可能です。

最後に紹介するのは、指揮者のいないオーケストラ「レ・ディソナンス」による公演です。前半はオーケストラの創設者でヴァイオリニストのダヴィド・グリマルがソリストを務め、プロコフィエフの2つのヴァイオリン協奏曲を、後半はショスタコーヴィチの交響曲第9番を演奏します。

【プログラム】
プロコフィエフ：ヴァイオリン協奏曲第1番、第2番
ショスタコーヴィチ：交響曲第9番

前半終了後のソリストアンコールでは、プロコフィエフの2つのヴァイオリンのためのソナタから第1楽章を演奏しています（52分頃～）。交響曲では、指揮者なしの演奏ならではの息使いや集中力からも目が離せません。

12月24日まで視聴可能です。