レポート
2023.03.01
オーチャードホールは日曜・祝日を中心に営業継続

Bunkamuraが4月から休館、各施設の移動先や新企画を発表 

ONTOMO編集部
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東京・神楽坂にある音楽之友社を拠点に、Webマガジン「ONTOMO」の企画・取材・編集をしています。「音楽っていいなぁ、を毎日に。」を掲げ、やさしく・ふかく・おもしろ...

Bunkamuraオーチャードホールの内観

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渋谷の複合文化施設「Bunkamura」が、「渋谷アッパー・ウエスト・プロジェクト」の推進に伴い、オーチャードホールを除いて4月10日~2027年度中(時期未定)まで休館することが昨年7月に発表された。これに関し、2月28日に報道関係者向け説明会が開かれ、休館中の各施設の移動先や新企画が紹介された。

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オーチャードホールの自主制作公演が浜離宮朝日ホールとめぐろパーシモンホールで

まず、オーチャードホールは4月9日からいったん閉まり5月から再開するが、日曜・祝日を中心に、レギュラーの自主公演とフランチャイズ(東京フィルハーモニー交響楽団、Kバレエカンパニー)の公演が行なわれる。

その他に、浜離宮朝日ホールを会場とする「宮田大&横溝耕一が贈る室内楽フェスティバルAGIO」が9月1日~3日に計5公演開催。2人の他に木嶋真優(ヴァイオリン)、辻本玲(チェロ)らが加わり、室内楽の名曲を奏でるとともに、0歳から入場可能なファミリーコンサート《ピーターと狼》が上演される回も。

2024年2月にはめぐろパーシモンホールを会場に、鈴木優人指揮バッハ・コレギウム・ジャパンの演奏、千住博の舞台美術・照明デザインによるモーツァルト《魔笛》を上演。

宮田大(チェロ)©日本コロムビア
横溝耕一(ヴィオラ)

N響オーチャード定期は渋谷と横浜を往復

また、N響オーチャード定期2023/2024シリーズは、横浜みなとみらいホールとオーチャードホールが交互に会場となるブラームス・ツィクルスを開催。指揮はヘルベルト・ブロムシュテット、準・メルクル、クリストフ・エッシェンバッハ、秋山和慶。

ザ・ミュージアムはヒカリエでも開催

Bunkamuraの他の施設は、場所を移動しての新たなチャレンジとなる。

まずシアターコクーンは、東急歌舞伎町タワー内に開業する「THEATER MILANO-Za」のこけら落とし公演で5月に「舞台・エヴァンゲリオン ビヨンド」を、6月からは世界の映画賞を席巻した『パラサイト 半地下の家族』の舞台化を上演。

ザ・ミュージアムは、天王洲の寺田倉庫G1ビルを会場にした「ウェス・アンダーソンすぎる風景展」を4月から開催。これは、独自のカラフル&キッチュな世界観で人気を集める映画監督ウェス・アンダーソンの作品をそのまま体現したような風景写真を集めるInstagramコミュニティが展覧会となったもので、韓国・ソウルで25万人を動員した話題の企画展。

7月からはヒカリエホールAとBで、ニューヨークの伝説の写真家ソール・ライターの企画展と、タワーレコードのキャンペーン「No Music,No Life.」で知られる平間至の展覧会が同時開催される。

平間至(忌野清志郎)「No Music,No Life.」2008年6月-7月©Itaru Hirama

ル・シネマは新たな映画館をオープン

ル・シネマは、渋谷東映プラザ内「渋谷TOEI」跡地にて、新たな映画館「Bunkamura ル・シネマ 渋谷宮下」をオープン。6月から「マギー・チャン レトロスペクティブ」、『RENT/レント』『キンキーブーツ』等のミュージカル特集、7月からBunkamura初の単独配給作品『大いなる自由』が上映される。ドゥ マゴ パリは同じビルの7、9階にスタンドカフェがオープン。

東急文化村の代表取締役社長・中野哲夫氏は、「今は若い人のアート指向が高まっている。また、さまざまな人が生活の中にアートを取り入れるようになり、そのような傾向に合わせて企画をシフトしている。休館中のチャレンジは、より幅広く文化芸術を楽しんでもらうチャンスでもある」と述べていた。

1989年の開館時から文化をとりまく状況は大きく変わった。今後のBunkamuraのチャレンジがどこへ向かうのか、目が離せない。

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