読みもの
2021.04.08
飯田有抄のフォトエッセイ「暮らしのスキマに」 File.55

ほのぼのと寄り添う漁港の猫たちと、2本の木管楽器のやりとり

飯田有抄
飯田有抄 クラシック音楽ファシリテーター

1974年生まれ。東京藝術大学音楽学部楽理科卒業、同大学院修士課程修了。Maqcuqrie University(シドニー)通訳翻訳修士課程修了。2008年よりクラシ...

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千葉の漁港に新鮮なお魚を食べにきましたら、港にお住まいのこの方たちが、向こうからすぐ近くまで来てくれました。

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ぽかぽかした午前の日の光の中で、のんびりと寛ぐ姿を見せてくれた2匹。
「アンタもゆっくりしていきな」ということなんでしょうか。ありがとうございます。
ちょっと小さい子と大きい子。親子かもしれない。
漁港の人たちは優しいんだね。まったく警戒していません。

呑気なおふたりさんの様子はまるでこの曲のようでした。
20代前半の若きベートーヴェンが作曲した「3つのデュエット」WoO.27第3番 変ロ長調 第1楽章です。

クラリネットとファゴット、2本の木管楽器がやってきて、ほのぼのと寄り添ったり、歌ったり、おしゃべりしたり。

ベートーヴェン「3つのデュエット」WoO.27第3番 変ロ長調 第1楽章

他の管楽器や弦楽器にアレンジされて演奏されることもある、この作品ですが、柔らかな木管の響きがやはりいいですね。

飯田有抄
飯田有抄 クラシック音楽ファシリテーター

1974年生まれ。東京藝術大学音楽学部楽理科卒業、同大学院修士課程修了。Maqcuqrie University(シドニー)通訳翻訳修士課程修了。2008年よりクラシ...

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