読みもの
2021.07.22
飯田有抄のフォトエッセイ「暮らしのスキマに」 File.70

テレマンの4つのヴァイオリンのための協奏曲で、耳からの冷感を

飯田有抄
飯田有抄 クラシック音楽ファシリテーター

1974年生まれ。東京藝術大学音楽学部楽理科卒業、同大学院修士課程修了。Maqcuqrie University(シドニー)通訳翻訳修士課程修了。2008年よりクラシ...

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夏本番! 私の暮らす関東地方、今年は梅雨明けの青空が、いつにも増してとてもクリアです。湿度もまださほど高くない、爽やかな7月らしい夏。

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「まだ涼しい朝のうちに…」みたいな言葉が通用しない昨今の猛暑。子どもの頃は夏休みというと、午前中に宿題やらピアノの練習をやっちゃいなさい、みたいなことをよく言われたものです。ここ何年も夏は朝からひどい暑さですから、そんなことはすっかり忘れていたのですが、今年はそんな習慣を思い出しました。束の間の爽やかな夏空を楽しみたいですね。

暑い時期には、やはりコッテリした音楽はちょっと敬遠したくなりませんか。ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681〜1767)の協奏曲の響きなどいかがでしょう。

4つのヴァイオリンのためのこちらの協奏曲は、涼しげに響きます。耳からの冷感、オススメです。弦楽器のスッとしたハーモニー、軽やかでのびやかな演奏が気持ちよく届きます。

ゲオルク・フィリップ・テレマン:4つのヴァイオリンのための協奏曲

ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681〜1767)
ゲオルク・フィリップ・テレマン(1681〜1767)
ヘンデルやJ.S.バッハとも親交があったドイツの作曲家。数多くの作品を残し、生前から高い評価を得ていた。
飯田有抄
飯田有抄 クラシック音楽ファシリテーター

1974年生まれ。東京藝術大学音楽学部楽理科卒業、同大学院修士課程修了。Maqcuqrie University(シドニー)通訳翻訳修士課程修了。2008年よりクラシ...

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