読みもの
2021.10.07
飯田有抄のフォトエッセイ「暮らしのスキマに」 File.81

初秋のマスクな日々に、ハチャトゥリアンの濃厚サウンドを

飯田有抄
飯田有抄 クラシック音楽ファシリテーター

1974年生まれ。東京藝術大学音楽学部楽理科卒業、同大学院修士課程修了。Maqcuqrie University(シドニー)通訳翻訳修士課程修了。2008年よりクラシ...

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なんだか季節外れに暑い日が続いております。ホームで電車を待っているだけで、まだ少し汗が滲んできます。10月に入ったというのに半袖で過ごすなんて、衣替えシーズンはどこへやら。

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とはいえ、本格的に暑い日々は過ぎ去りました。今年も真夏のマスク生活、みなさまお疲れ様でした。たぶん誰もが人生で2度目の夏withマスクを過ごしたわけですが、がんばりました、私たち。

まだまだマスクは日常生活に欠かせない状況は続きそうですが、これからは少しいいですね。秋から冬にかけては、防寒にもなります。

というわけで、マスクと、温かみのあるサウンドと絡めまして、やや強引ではありますが、今日はこの一曲を。

アラム・ハチャトゥリアン(1903〜1978)《仮面舞踏会》から「ワルツ」です。劇付随音楽として書かれたものですが、5曲からなる組曲としてまとめられ、なかでもこの第1曲目「ワルツ」は哀愁の漂うメロディと濃厚な響きで親しまれています。

アラム・ハチャトゥリアン(1903〜1978)。ソ連のグルジア(現ジョージア)で生まれたアルメニア人の作曲家、指揮者。組曲《仮面舞踏会》のほか、バレエ音楽《ガイーヌ》なども演奏される機会が多い。
飯田有抄
飯田有抄 クラシック音楽ファシリテーター

1974年生まれ。東京藝術大学音楽学部楽理科卒業、同大学院修士課程修了。Maqcuqrie University(シドニー)通訳翻訳修士課程修了。2008年よりクラシ...

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