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2025.11.25
名曲解説100
30秒でわかるプッチーニ:歌劇《蝶々夫人》より「ある晴れた日に」

プッチーニ:歌劇《蝶々夫人》より「ある晴れた日に」について30秒で丸わかり♪
ジャコモ・プッチーニ(1858~1924)はイタリアのオペラ作曲家で、旋律美や声の魅力を生かす一方、管弦楽の表現力を重視し、ロマン性のうちに近代的な響きを取り入れた劇的な作品を生み出しました。
《蝶々夫人》は長崎を舞台としたオペラです。日本を題材としたところは当時のヨーロッパのジャポニズムの影響といえるでしょう。物語は、アメリカの士官ピンカートンと結婚した芸者の蝶々さんがピンカートンの愛を信じて本国に帰った彼を待ち続けるが、彼がアメリカ人の妻を連れて日本に戻ってきたことを知って絶望のあまり自殺する、という悲劇です。美しい旋律と劇的な表出性に満ちた響きが結び付いたオペラで、随所に日本の旋律も織り込まれています。
「ある晴れた日に」は第2幕の蝶々さん(ソプラノ)の有名なアリア。ピンカートンが戻ってくることを危ぶむ女中のスズキに対して、夫を心から信じようとする蝶々さんが、港を眺めながら、“ある晴れた日に水平線に船が現れて彼は戻ってくる”と歌うアリアで、いかにも純粋無垢な彼女の心を表した美しい歌ですが、“彼は絶対に帰ってくる”と述べる最後の部分では、自分を信じ込ませるかのような感情的な高まりを見せます。
プッチーニ:歌劇《蝶々夫人》より「ある晴れた日に」
作曲年:1900~03年
演奏時間:約4分30秒
編成:フルート3(第3はピッコロ持替)、オーボエ2、イングリッシュホルン1、クラリネット2、バスクラリネット1、ファゴット2、ホルン4、トランペット3、トロンボーン3、バストロンボーン1、ティンパニ、大太鼓、ハープ、弦5部、ソプラノ独唱
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