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2025.12.08
名曲解説100
30秒でわかるドヴォルジャーク:交響曲第8番

ドヴォルジャーク:交響曲第8番について30秒で丸わかり♪
ボヘミア(チェコ)国民楽派の作曲家アントニン・ドヴォルジャーク(1841~1904)が円熟期に生み出したこの作品は、彼自身「個性的で新しい書法による、自分のこれまでの交響曲とは異なった作品」と述べているように、自由な発想による独創的なスタイルの交響曲で、伝統的な交響曲の論理的な作法から離れ、湧き上がる楽想とラプソディックな自由な発展を生かす中で民族的な精神を表し出しています。
構想はプラハの南西に位置する豊かな自然に囲まれた小村ヴィソカーでなされていますが、まさにそうしたボヘミアの自然や生活感が感じられるような、郷土的な色合いを強烈に打ち出した作品といえるでしょう。
第1楽章にしてもソナタ形式に則りながらもその扱いはかなり自由で、民族的な主題をもとに起伏に満ちたドラマティックな発展が繰り広げられます。続くアダージョ楽章は自然の中での孤独な思いを映し出したような暗い寂しさが支配的ですが、中間部では明るい頂点が築かれます。ノスタルジックな旋律による民俗舞曲風の第3楽章を経て、最後は自由な変奏形式のうちに民族性を打ち出した活気溢れるフィナーレによって締め括られます。
ドヴォルジャーク:交響曲第8番
作曲年:1889年
演奏時間:約35分
編成:フルート2(第2はピッコロ持替)、オーボエ2(第2はイングリッシュホルン持替)、クラリネット2,ファゴット2,ホルン4,トランペット2,トロンボーン3,テューバ1,ティンパニ、弦5部
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