バレンタインに見たい映画2選！　あなたはどっちだ？　正統派バレンタイン or バレンタイン大虐殺......?

バレンタインデーといえば、チョコチョコチョコ！……じゃなーい!!!　そもそもバレンタインデーはチョコの日じゃないのよん。日本におけるバレンタインデー＝チョコってのは、むかしむかーし製菓メーカーのプロモーションから始まったこと。なので、海外においては、バレンタインデーの意味合いが全然ちが〜う。
ということで、そもそもバレンタインデーの意味を問いただすためにも、これらの映画をご覧下さい。

まずは『バレンタインデー』。タイトルそのまんま。LAで暮らす人々のバレンタインデーの一日を描く群像劇です。端的に言うと、クリスマス映画のド定番『ラブ・アクチュアリー』を、そのままバレンタインデーに置き換えたようなお話（監督も製作も違いますけどね）。ありとあらゆる世代の男女が登場して、バレンタインデーをどう過ごすかっていうのを描いてます。まんま過ぎるタイトルと内容にドンビキしないで。これが一番バレンタインデーってなんだっけ、ってことをわからせてくれる映画なんだから！

米国におけるバレンタインデーは「恋人や大事な人と一緒に過ごす（そのためにプレゼントを交換したりする）」日。たしかにそのプレゼントの代表格はチョコレートだったりもするんだけど、この映画でチョコレートが出てくるのは、アメフト選手のパブリシスト・カーラのパートくらい。ちなみにそのカーラは「バレンタインデーなんて大嫌いパーティ」を開く、バレンタインにボッチかよ担当ね。じゃ、他の人達はどうしているか。ある人は婚約を切りだし、その相手はそれを断り。またある人は気になっている人に花を贈ろうとするものの、花屋はてんてこ舞いでそれどころではなかったり。はたまたある人は、気になる人はいるのにバイトでそれどころではなかったり……。まぁ、あれですよ。バレンタインデーだからってチョコを買うわけじゃないのです。要は気持ちよ、気持ち。一緒にすごそう、過ごしたい、っていう気持ち。そのダシとしてプレゼントや甘い言葉やお花があるわけです。しかも、女性が男性にコクる、ではなく、どっちからいってもOK。義理チョコや友チョコで大騒ぎの日本とは大違いね〜（棒）。

ちなみにバレンタインデーの起源は諸説あるんだけど、ローマ帝国の聖人ウァレンティヌス（バレンタイン）が殉教した日が一般的。め、命日っすか……。

その暗いイメージにピッタリの映画もあるのよ。それが『聖バレンタインの虐殺／マシンガン・シティ』。これはアメリカの伝説的マフィア、アル・カポネが実際に起こした事件をもとにしたカルト映画。マフィア同士の対立が激化し、カポネがブチ切れて、対立派のマフィア一家を皆殺しにするのね。それが2月14日だったという……。おお、くわばらくわばら。 あ、どうでもいいことですが、ホワイトデーは日本だけの習慣ですです。念のため。