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2023.09.02

ブゾーニ・コンクールの最終ラウンドに、山﨑亮汰さんを含む3名が進出

ONTOMO編集部
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東京・神楽坂にある音楽之友社を拠点に、Webマガジン「ONTOMO」の企画・取材・編集をしています。「音楽っていいなぁ、を毎日に。」を掲げ、やさしく・ふかく・おもしろ...

第64回ブゾーニ国際ピアノコンクールの最終ラウンドに進出した3名。左からアルセニー・ムン、山﨑亮汰、アンソニー・ラティノフ

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第64回ブゾーニ国際ピアノコンクールの室内楽ラウンドが終了し、イングリット・フリッター率いる審査委員は、アルヴォ・ボルマー指揮ハイドン・オーケストラとピアノ協奏曲を共演する最終ラウンドへ、アルセニー・ムン、アンソニー・ラティノフ、 山﨑亮汰の3名を選出した。

 最終ラウンド(グランド・フィナーレ)は現地時間の9月3日10時(日本時間9月3日17時30分)に、ボルツァーノ・コムナーレ劇場で開催され、ドイツ・グラモフォンの配信サービス「ステージプラス」で無料生中継される。

 プログラムは、以下のとおり。

アルセニー・ムン:プロコフィエフ「ピアノ協奏曲第3番」

 

山﨑亮汰:チャイコフスキー「ピアノ協奏曲第1番」

 

アンソニー・ラティノフ :ラフマニノフ「パガニーニの主題による狂詩曲」

最終ラウンドを前にした山﨑亮汰さんに現地でインタビュー(インタビュアー:恒川洋子)

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アルセニー・ムンは、2010~19年サンクトペテルブルク国立音楽院でアレクサンダー・サンドラーに師事。現在はニューヨークのジュリアード音楽院でセルゲイ・ババヤンのもとで研鑽を続けている。2019年夏、「ヤマハ・アーティスト」となる。ウクライナのホロヴィッツ・コンクール第1位、アメリカのクライバーン・ジュニア・コンクール第2位、ポーランドのアルトゥール・ルービンシュタイン記念コンクール第1位、フランスのサン・プリエスト・コンクール第1位など、多くの主要コンクールで入賞。また、「ヴェルビエ音楽祭」タボール・ピアノ賞も受賞している。これまでに、ヴァレリー・ゲルギエフ、メイアン・チェン、スタニスラフ・コチャノフスキー、マーク・ラッセル・スミス、イアン・ホブソンなどの指揮者と共演。

山﨑亮汰は福島に生まれ、7歳よりピアノを始める。トーマス&エヴォン・クーパー国際コンクール第1位(2016年)、ピティナ・ピアノコンペティション特級グランプリおよび聴衆賞(2014年)、福田靖子賞選考会第1位(2013年)、ジーナ・バッカウアー国際ジュニアピアノコンクール第1位(2012年)など数々の賞を受賞。これまでにクリーヴランド管弦楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団などのオーケストラと共演。桐朋学園大学音楽学部に全額奨学金で入学し、二宮裕子氏に師事。現在、ロサンゼルスのコルバーン音楽院でファビオ・ビディーニに師事。

アンソニー・ラティノフは、45年間モスクワのグネーシン音楽学校で教鞭をとった祖母エディト・ラチノヴァの指導のもと、4歳からピアノを始めた。2022年ヒルトン・ヘッド・ピアノ・コンクール審査員特別賞、2021年カナダ国際ピアノ・コンクール第1位、オーストリアのインターナショナル・サマーアカデミー第1位など、数々の栄誉に輝いている。これまでアムステルダムのロイヤル・コンセルトヘボウ、ウィーンの ORF RadioKulturhaus、ワシントンDCのケネディ・センターなどの著名な会場で演奏し、アメリカとヨーロッパの両方で幅広く活躍している。イェール音楽院でボリス・ベルマンに師事。以前はイェール大学で化学工学を学び、優秀な成績で卒業した。

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視聴はこちら

 

■配信スケジュール

ブゾーニ国際ピアノコンクール2023:グランド・フィナーレ
ボルツァーノ・コムナーレ劇場
ライブ配信 – 2023年9月3日 17:30
1. 再配信 – 2023年9月4日 3:00
2. 再配信 – 2023年9月4日 9:00

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