3月11日、ミューザ川崎が10回目の復興支援チャリティ・コンサートを開催
東京・神楽坂にある音楽之友社を拠点に、Webマガジン「ONTOMO」の企画・取材・編集をしています。「音楽っていいなぁ、を毎日に。」を掲げ、やさしく・ふかく・おもしろ...
ミューザ川崎シンフォニーホールは2024年3月11日(月)、10回目となる「被災地復興支援チャリティ・コンサート」を開催する。
2011年の東日本大震災で、約2年の休館を余儀なくされる甚大な建築被害を受けたミューザ川崎。その後、ザルツブルク音楽祭をはじめ国内外の多くの個人・団体の支援を得て復旧した経緯から、2014年以来、3月11日に震災犠牲者の追悼および復興貢献のためのチャリティコンサートを開催している。
第10回となる2024年は、ミューザ川崎シンフォニーホールのホールアドバイザー4人が一堂に集結する。
前半の《パイプオルガン&ピアノステージ》では、松居直美(オルガン)がバッハのオルガン作品と、作曲家・松岡あさひへの委嘱編曲作品「楽園の鳥たち」をソプラノの鈴木美紀子を迎えて演奏。小川典子(ピアノ)は、小川自身の編曲によるラフマニノフの《ヴォカリーズ》、リストの《ラ・カンパネラ》を演奏予定だ。
後半の《オーケストラステージ》では、東日本大震災で被災した岩手・宮城・福島県出身の小学生から大学生で構成し、故・坂本龍一が代表・音楽監督をつとめた東北ユースオーケストラを迎えて、秋山和慶(指揮)と坂本龍一を深く敬愛する宮本貴奈(ピアノ)が、坂本の代表曲《Aqua》《ラストエンペラー》《戦場のメリークリスマス》などを披露する。
コンサートでは、東日本大震災の地震発生時刻にあわせて黙祷を行なうほか、本公演のチケット収入および場内募金箱への寄付は、日本政府を通じた東日本大震災義援金、および日本赤十字社を通じた能登半島地震災害義援金として被災地へ全額寄付される。
日時: 2024年3月11日(月) 14:30開演(13:45開場、14:00~プレトークあり)
会場: ミューザ川崎シンフォニーホール
出演:
指揮:秋山和慶 (ミューザ川崎シンフォニーホール チーフアドバイザー)
パイプオルガン:松居直美 (ミューザ川崎シンフォニーホール アドバイザー)
ピアノ:小川典子、宮本貴奈 (ミューザ川崎シンフォニーホール アドバイザー)
ソプラノ:鈴木美紀子
管弦楽:東北ユースオーケストラ
司会:山田美也子
チケット: 1000円(全席指定)
チケット収入と場内募金箱へのご寄付は、当初予定しておりました日本政府を通じた東日本大震災義援金に加えて、日本赤十字社を通じた能登半島地震災害義援金として被災地へ全額寄付させていただきます。
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