芥川也寸志サントリー作曲賞選考演奏会で音楽の現代(いま)を体感!
戦後の日本を代表する作曲家、芥川也寸志(1925〜89)の功績を記念して創設された「芥川也寸志サントリー作曲賞」。明日を担う日本人作曲家の登竜門として、34年の歴史を持つ作曲賞です。
2024年は8月24日(土)に、「第34回 芥川也寸志サントリー作曲賞選考演奏会」がサントリーホールで開催され、ノミネート作品の演奏および公開審査が行われます。
今年度は、2023年1月1日~12月31日のあいだに国内外で初演された日本人作曲家の管弦楽作品から、3人の作曲家の作品がノミネートされました。それぞれが自作のコンセプトや魅力を語る、「政見放送」のようなメッセージ動画が公開されています。
石川健人: 『ブリコラ-じゅげむ』(2023)
Kento Ishikawa: BRICOLA-JUGEMU
1997年東京都生まれ。社会問題や音楽外のあらゆる関心事からアイディアを参照し、多層的なテクスチャをつくりあげてゆく創作スタイルで第91回日本音楽コンクール作曲部門第1位(オーケストラ作品)、明治安田賞、三善賞、三菱地所賞ほか多数受賞。東京藝術大学作曲科を卒業後、同大学院音楽研究科作曲専攻首席修了。
河島昌史: 『e→e Ⅳ』(2022)
Masashi Kawashima: e→e IV
1980年生まれ。兵庫県尼崎市出身。2005年大阪音楽大学卒業。08年に渡墺。22年グラーツ芸術大学修士課程修了。ドイツのゲルハルト・ハウプトマン劇場作曲コンクール(管弦楽)1位など入選・入賞多数。ドイツのシュトゥットガルト放送交響楽団、スイスのバーゼル交響楽団などに作品が演奏される。
山邊光二: 『Underscore』(2022)
Koji Yamabe: Underscore
1990年群馬生まれ。国立音楽大学卒業、同大学院音楽研究科修士課程作曲専攻を首席で修了。作曲を森垣桂一、渡辺俊哉に師事。2023年度武満徹作曲賞第2位(審査員:近藤譲)。第11回JFC作曲賞入選。第26回奏楽堂日本歌曲コンクール入選。群馬音楽協会会員。日本作曲家協議会会員。
タイトルや彼らのコメントを聞いているだけでワクワクしてきませんか?
作品の演奏を担うのは、杉山洋一が指揮する新日本フィルハーモニー交響楽団。公演では2年前の受賞作曲家・波立裕矢(1995〜)に委嘱した新作「『空を飛ぶために˖⋆࿐໋₊ 』打楽器とオーケストラのための」(打楽器:安藤 巴)も世界初演されます。
また、候補作品応援企画として、会場の聴衆による投票企画「SFA(S=サマー、F=フェスティバル、A=芥川)総選挙」が非公式開催! 結果は、作曲賞決定直後に発表し、ロビーに掲示されるそうです。
チケットが手ごろな値段(一般前売2000円、U25前売1000円)に設定されているのも魅力のひとつ。「現代(いま)の音楽」の目撃者になるべく、サントリーホールに足を運んでみてはいかがでしょうか。
日時: 2024年8月24日(土)15:00開演
会場: サントリーホール 大ホール
出演
指揮: 杉山洋一
打楽器: 安藤巴
新日本フィルハーモニー交響楽団
司会: 白石美雪
選考委員: 新実徳英、望月京、山本裕之 (五十音順)
料金: 指定席 前売一般 2,000円/U25席 1,000円
指定席 当日窓口一般 2,500円/U25席 1,500円
詳しくはこちらから
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