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2023.03.15
最終回直前! 登場曲をまとめておさらい

原曲とアレンジ版を聴き比べればより一層楽しめる!ドラマ『リバーサルオーケストラ』を盛り上げる名曲たち

日本テレビ系毎週水曜よる10時から放送中のドラマ『リバーサルオーケストラ』はいよいよ最終回! 物語を彩る音楽たちと名曲を聴き比べてみると、ドラマも音楽もより楽しめるかも? サウンドトラックの中からピックアップして、名曲をご紹介します。

桒田萌
桒田萌 音楽ライター

1997年大阪生まれの編集者/ライター。 夕陽丘高校音楽科ピアノ専攻、京都市立芸術大学音楽学専攻を卒業。在学中にクラシック音楽ジャンルで取材・執筆を開始。現在は企業オ...

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ポンコツオーケストラから成長した児玉交響楽団

今夜、いよいよ最終回を迎える『リバーサルオーケストラ』。1話目ではポンコツ楽団だったはずの児玉交響楽団(以下、玉響)が、コンサートマスターの谷岡初音(門脇麦)や、いっぷう変わっている指揮者の常葉朝陽(田中圭)が加入して以降、楽団の絆を深めながら大変革を遂げ、地元市民に愛されるオーケストラへと成長した。

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谷岡初音(門脇麦)と常葉朝陽(田中圭)、そして児玉交響楽団

玉響の解散を目論むライバルが仕向ける数々の試練に直面しながらも、へこたれることなく波瀾万丈な道をひたむきに歩み、まっすぐ音楽と向き合う楽団員たち。それぞれの担当する楽器の音色が違うように、キャラクターごとに十人十色の魅力と人間味があり、それが細やかかつ鮮やかに描かれてきた。

着々と進むリバーサルへの道のりを見届けてきた視聴者としては、最終回を目前にした今、団員全員が愛くるしい存在になっている。一人ひとりの楽団員の姿に共感したり、応援したりできるのは、彼らの魅力に惹かれているのはもちろんのこと、物語を彩る音楽の存在によるところも大きいのではないかと思う。

使用されている音楽のほとんどが、クラシック音楽の作品からアレンジされたもの。オリジナルの魅力をそのままに、テンポ良くドラマチックに展開する物語を、さらに加速させていく。そんなポップな編曲が、このドラマの朗らかさや楽しさといったポジティブな空気感を作ってきたとも言える。

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