亡国の歴史を歩んだポーランドの独立と第1回ショパン国際ピアノ・コンクールのころ
2018.08.01
日めくりオントモ語録/メナヘム・プレスラー
もしあなたが私のように幸運で、理想の妻を得られれば――笑わないでください――私自身が何であれ人生を捧げるために自由にできるサポート・システムをあらゆる点から与えてくれます。
――メナヘム・プレスラー「メナヘム・プレスラーのピアノ・レッスン」より
公演参加者から問われた「ツアーのスケジュールと自分の生活とのバランスを取る秘訣」に対する回答。プレスラーは、仕事も家庭もサポートしている妻に対し感謝の気持ちを「私の給与明細もです――私は貧乏です!」と冗談を交えて語った。
メナヘム・プレスラー(Menahem PRESSLER 1923~)
1923年、ドイツ生まれ。ナチスから逃れて家族とともに移住したパレスチナで音楽教育を受け、1946年、ドビュッシー国際コンクールで優勝して本格的なキャリアをスタートさせる。1955年、ダニエル・ギレ(vn.)、バーナード・グリーンハウス(vc.)とともにボザール・トリオを結成。世界中で名声を博しながら半世紀以上にわたって活動を続け2008年、ピリオドを打つ。その後ソリストとして本格的に活動を始め、2014年には90歳でベルリン・フィルとの初共演を果たし、同年末にはジルベスターコンサートにも出演。ドイツ、フランス国家からは、民間人に与えられる最高位の勲章も授与されている。また教育にも熱心で、これまで数百人もの後進を輩出してきた。世界各国でマスタークラスを展開し、またインディアナ大学ジェイコブズ音楽院では1955年から教えており、現在は卓越教授(ディスティングイッシュト・プロフェッサー)の地位を与えられている。
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