レポート
2026.05.21

ヤマハのアップライトピアノ“Bシリーズ”新登場!「アコースティックピアノがある生活」の価値を見つめ直す

ONTOMO編集部
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東京・神楽坂にある音楽之友社を拠点に、Webマガジン「ONTOMO」の企画・取材・編集をしています。「音楽っていいなぁ、を毎日に。」を掲げ、やさしく・ふかく・おもしろ...

B30を演奏する三重野奈緒さん
提供:ヤマハ株式会社

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ヤマハ株式会社が、アップライトピアノの新製品「Bシリーズ」を5月27日(水)に発売する。発売に先がけ、5月13日に新製品発表会が開催された。

発表会では、株式会社ヤマハミュージックジャパン代表取締役社長の松岡祐治氏、企画担当者の西英行氏(鍵盤事業戦略部)、水谷仁志氏(楽器事業本部 ピアノ事業部 ピアノ開発部長)、ピアニストの三重野奈緒氏が登壇し、ピアノの実演も行なわれた。

1900年にピアノ製造を開始した同社は、一般家庭から学校現場まで、幅広いニーズに対応するアップライトピアノを展開している。今回の「Bシリーズ」は、コンパクトなサイズがほしいニーズに応えてきた既存シリーズ「bシリーズ」を基盤に、新たに開発したBシリーズ専用のハンマーや響板設計の見直しが行なわれた。さらに、譜面立ての改良や、鍵盤蓋がゆっくり閉まる内蔵型ソフトランディング機構によって、使いやすさと安全性も工夫されている。

ライフスタイルに合わせて選べるタイプ

西氏は、Bシリーズの特徴について説明した。

「1つ目の特徴は、“コンパクトながら、豊かな響きと明快で澄んだ音色で、上質な演奏体験を実現”。一番大きな要素は、ピアノの音色を決定づける非常に重要なハンマーです。コンサートグランドピアノCFXの開発データ・知識を活用し、Bシリーズ専用のハンマーを新たに開発しました。響板・内部構造の設計を見直し改良を施しています。

2つ目の特徴は、“より演奏に没頭できる設計と、ライフスタイルに合わせて選べる充実のラインアップ”。力を入れたのは、譜面立て。前付け部分がそのまま譜面立てになる構造になっています。従来のタイプは別体で付いているタイプが多いですが、鍵盤と同じ幅があり、奥行きも十分なので、厚みのある楽譜や複数の楽譜を安定して置くことができます」

Bシリーズは、高さ116cmのB20、高さ121cmのB30の2種類。通常モデルに加え、ヘッドホンを使って消音演奏ができる「サイレントピアノ™」、弦の振動を響板で増幅しアコースティックピアノのような響きをつくる「トランスアコースティック™ピアノ」(音量調整可能)の機能が付いた2つのモデルを展開。

「サイレントピアノなら、近所や同居者にピアノの音が聞こえないので、周りを気にせずに楽しむことができます。

トランスアコースティックピアノを使えば、音量を調節したり、ピアノ以外の楽器の音に変えたり、音楽データや動画をピアノから再生したりするなど、楽しみ方・使い方が広がります」と西氏。

BシリーズのB30を実演した三重野奈緒さんは、「幼少期にアップライトピアノで練習していたのですが、当時よりもpppの表現が、繊細に表現できると感じました。。fの音も豊かで、クリアな響きが立ち上がってくる。長時間聴いていても痛くないような、まろやかな音で、ヤマハらしい温かい音がする」と、印象を語った。

三重野奈緒さん

そして、「作曲家を選ばず、いろんな作品をこのピアノで演奏できます。モーツァルト、ショパンなど繊細な響きの音色がほしいときにも、しっかり返ってきますね」と感触を述べた。

続いて、Bシリーズで練習できるメリットに関して、次のように紹介した。

アップライトピアノで練習している生徒さんは、指の力もしっかりとついて、耳がよく育っています。ピアノという楽器は、いろいろな種類の響きをつくることが一番難しく面白いところでもありますが、“耳を育てる”のは、アコースティックピアノでなければなかなか難しい。家にグランドピアノを置く場所がないけれど、耳を育てたいという生徒さんにおすすめです。Bシリーズは、ppもしっかりと表現できて、fの音も豊かに倍音が立つ。練習の手助けになる、長く付き合える存在ではないでしょうか」

Bシリーズのトランスアコースティックピアノ(B20TC3、B30TC3)の発売日は未定で、8月頃に改めて発表される予定。

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