読みもの
2023.02.26
ONTOMO MOOK『音楽家のマリアージュな世界』から~企業経営者たちの音楽とのマリアージュ

東京美容外科・麻生 泰院長~ヴァイオリンで美音を求める気持ちが健康につながっている 

音楽家がふだんステージで見せている顔とは違うオフショットを、マリアージュするお酒やお店とともに紹介する新刊『音楽家のマリアージュな世界~エネルギーの源泉をたどる』。この中から抜粋して、いま世間の注目を浴びる企業経営者たちの音楽とのマリアージュをお届けします。そこには熾烈な日々を支えるエネルギー源であり、未来への希望を託された音楽の姿がありました。

音楽の友 編集部
音楽の友 編集部 月刊誌

1941年12月創刊。音楽之友社の看板雑誌「音楽の友」を毎月刊行しています。“音楽の深層を知り、音楽家の本音を聞く”がモットー。今月号のコンテンツはこちらバックナンバ...

東京美容外科のサロンにて。左から奥田雅代(ヴァイオリニスト)、徳永二男(ヴァイオリニスト、宮﨑国際音楽祭音楽監督)、麻生 泰(東京美容外科 統括院長/慶應義塾大学医学部 非常勤講師/医学博士/公益財団法人 国際音楽芸術振興財団理事長)、伊熊よし子(音楽ジャーナリスト)の各氏(写真=ヒダキトモコ)

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Part1 座談会「音楽と健康、そして美について」~徳永二男、奥田雅代と麻生泰が語り合う

東京美容外科の統括院長、麻生泰は趣味が趣味にとどまらず、プロの資格さえ手にするまで掘り下げる超こだわりの人だ。ヴァイオリンでは46歳で桐朋学園芸術短期大学に入学し、卒業後はコンサート活動も活発、そしてストラディヴァリウス4挺の所有者としても知られる。

ウェイクサーファーとしては昨年プロとなった。また17万人強のチャンネル登録者がいる「ドクターA」のチャンネルをもつYouTuber でもある。

麻生 泰(あそう とおる):1972年、大阪生まれ。藤田保健衛生大学卒業後、慶應義塾大学医学部大学院で医学博士号取得。その後も、美容先進国の韓国や米・ビバリーヒルズ、オーストラリアで先進技術を学ぶ。2003年32歳のときに学園前美容外科を開業、翌2004年、東京美容外科の第1号院を島根県松江市に開業後は近年のドバイなど国内外へと展開。現職に至る。2018年に46歳で桐朋学園芸術短期大学芸術科音楽専攻(ヴァイオリン科)に入学し2021年卒業。2022年には、奈良で開催された、あおによし音楽コンクール弦楽器一般部門にて入賞、聴衆賞のダブル受賞をはたす。さらに2022年、JWBAプロウェイクサーファーに3部門同時昇格した(日本初)。「公益財団法人 国際音楽芸術振興財団」を設立し(2018年より代表理事)、若い音楽家の支援も行なっている(写真=ヒダキトモコ)

東京美容外科のサロンには、麻生泰が親しくしているアーティストが集まる。その一人が、ヴァイオリニストの徳永二男だ。日本を代表するオーケストラ、NHK交響楽団のコンサートマスターを長年務め、いまはソロや室内楽の活動のほかに、宮﨑国際音楽祭音楽監督も務める日本の音楽界の重鎮でもある。

徳永二男(とくなが つぎお):人気、実力ともに日本を代表する音楽家。長年NHK交響楽団のソロコンサートマスターを務める。N響在籍中から欧米に招かれて演奏活動を行なう。1994年にN響を退団しソロ、室内楽に専念。92年より鎌倉芸術館ゾリステンを主宰し、96年からは宮崎国際音楽祭の総合プロデューサーを経て2011年からは音楽監督を務める。ソリストとして、モントリオール響やイギリス室内管、ウィーン室内管をはじめ、国内外の主要オーケストラに招かれる。16年、文化庁長官表彰を受ける(写真=ヒダキトモコ)

その徳永と、麻生のヴァイオリンの師でもある奥田雅代、音楽ジャーナリストの伊熊よし子の3氏がサロンに遊びにきた。テーブルを囲んでお茶を飲み、話をしているうちに、座談会の様相を呈してきた。

小学校低学年のときに、習っていたヴァイオリンが嫌いになってしまい、そこから45歳ぐらいまでずっと音楽から離れていた麻生だが、いまは「仕事に追いまくられていても、ヴァイオリンを触る時間がないとイライラするほど」なんだそう。

ヴァイオリンという楽器は早期教育が大事で、一般的には幼児のころから始めなければ大成しないといわれる。徳永の弟子で、「20歳からヴァイオリンを再開して、オーケストラのコンサートマスターになった」例が語られ、「いつから始めなければということはないが、やっかいなのは基礎づくり」とも。

「いつから始めて遅いということはない」と、ことあるごとに発言している麻生。みずから実践してみせたことが大きな説得力を持って受け止められている。

Part.2 師のバッハ・レッスン~ずっと練習しても飽きない音楽の癒し

座談会も終わり、残った奥田と麻生は演奏会の準備のためレッスンに。曲はJ.S.バッハ「2つのヴァイオリンのための協奏曲」、よく知られた名曲中の名曲だ。麻生は「これ1曲をずっと練習していても飽きません」。

麻生氏所有のストラディヴァリウス(左から)1702年製「マーキース」、1698年製「ケイブリアック」、1682年製「マダム・シャルパンティエ」(写真=ヒダキトモコ)

麻生の音大時代を奥田が語る。

「ドクターとしてもお忙しいのに、本当にかわいい学生さんだなと思ったのは、毎週のレッスンで、前の人が終わるころにはお部屋の外で待っていらっしゃるのです」

「麻生先生は簡単なことも一所懸命練習」するとも語る奥田とは、もう師弟を超えて、いまや「演奏をいっしょにする音楽仲間」なのだとか。

師とアンサンブルを楽しむ麻生氏(右)。
写真左:奥田雅代(おくだ まさよ) 東京芸術大学附属高校、東京芸術大学を経て同大学院修了。その後ロンドンに留学。故兎束龍夫、海野義雄、ジョージ・パウク各氏に師事。在学中「安宅賞」を受賞。日本弦楽指導者協会主催のヴァイオリンコンクール、日本音楽コンクール、第3位入賞。1984〜2006年、東京都交響楽団に在籍し、第1ヴァイオリン首席奏者を務める。現在、ソロ、室内楽で幅広く活動するほか、東京音楽大学指揮科特別アドヴァイザー、桐朋学園芸術短期大学、東京ジュニアオーケストラソサエティなどで後進の指導も行なっている(写真=ヒダキトモコ)
ONTOMO MOOK『音楽家のマリアージュな世界』

ONTOMO MOOK

音楽家のマリアージュな世界~エネルギーの源泉をたどる

伊熊よし子監修、『音楽の友』/Webマガジン「ONTOMO」編

 

音楽家は演奏会などが終わったあと、お酒や食事を楽しみながら、その緊張をほぐす人が多い。お酒にも詳しく、グルメも多い彼ら・彼女らのいわばオフショットを紹介し、その音楽性はもちろん、ふだんステージや現場で見せている顔とは違う一面を、マリアージュするお酒やお店とともに紹介。それらを通して音楽家の魅力あふれる人間性、彼らの音楽活動に取り組むエネルギーの源を伝える。

また、「食」以外では、「オーディオ」や「美容」、「楽器」など、さまざまな観点からアーティストのエネルギーの源泉となるものを取材。読者がそれぞれの源泉を感じ、至福なひとときを過ごしていただけるような1冊。

音楽の友 編集部
音楽の友 編集部 月刊誌

1941年12月創刊。音楽之友社の看板雑誌「音楽の友」を毎月刊行しています。“音楽の深層を知り、音楽家の本音を聞く”がモットー。今月号のコンテンツはこちらバックナンバ...

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