
読みもの
2025.08.24
名曲解説100
30秒でわかるベートーヴェン:交響曲第6番《田園》

ベートーヴェン:交響曲第6番《田園》について30秒で丸わかり♪
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770〜1827)の中期の所産であるこの交響曲は、同時期に書かれた劇的な交響曲第5番《運命》とは対照的に、穏やかなのびやかさを特徴としています。そうしたのびやかさは、作曲者自身《田園》と題しているように、田園をテーマとしたこの曲の標題的性格に関わるものです。
彼自身「絵画的描写よりも感情の表現」と断りつつも、各楽章に題を付け、随所に描写表現も取り入れて、この作品で新しい標題交響曲のあり方を追求しており、それはのちのロマン派の標題交響曲の範ともなりました。
全体の構成も従来の4楽章制でなく、嵐を描写する短い楽章を挟んだ5楽章制とし、しかも第3楽章から第5楽章までを連続させるという、当時の交響曲の常識を外れた革新的な形をとっていますが、これも標題に合わせて全体が構築されているためです。
第1楽章では田園に着いた時の快活な気分が広がり、第2楽章は小川の情景を表現したのどかな緩徐楽章です。そして田舎の人々の踊りを描く第3楽章、凄まじい嵐が迫真的に描写される第4楽章、嵐の後の穏やかさが神への感謝を込めて表し出される第5楽章という後半の3つの楽章が休みなく続けて演奏されます。
ベートーヴェン:交響曲第6番《田園》 ヘ長調 作品68
作曲年: 1807~08年
演奏時間: 約40分
編成: ピッコロ1、フルート2、オーボエ2、クラリネット2、ファゴット2、ホルン2、トランペット2、トロンボーン2、ティンパニ、弦5部
関連記事
名曲解説100
関連する記事
ランキング
- Daily
- Monthly
関連する記事
ランキング
- Daily
- Monthly
新着記事Latest

インタビュー
2026.09.30
新倉瞳に50の質問!〈後編〉オフの日の過ごし方は? 意外だと言われる一面は?

レポート
2026.09.30
サントリー音楽賞、佐藤俊介へ贈賞「出会いがあって今がある。新たなスタート地点」

レポート
2026.09.28
「Yamaha Fellowship Concert 2026~若き名手たちによ...

連載
2026.09.28
今年の「Peter Barakan's Music Film Festival」...

記事
2026.09.25
Apple Music ClassicalとKahoot!が提携! クラシック音...

記事
2026.09.25
ジャパン・ナショナル・オーケストラが創設5周年! 反田恭平が語る「次の5年」

イベント
2026.09.24
チャップリンの名作「街の灯」を新国立劇場バレエ団が世界初演

インタビュー
2026.09.23
新倉瞳に50の質問!〈前編〉チェロを始めたきっかけは? 演奏するときに大切にして...











