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2025.12.08
名曲解説100
30秒でわかるグリーグ:ピアノ協奏曲 イ短調

グリーグ:ピアノ協奏曲 イ短調について30秒で丸わかり♪
ノルウェーの国民的作曲家エドヴァルド・グリーグ(1843~1907)はドイツ・ロマン派の影響のもとに活動を始めたあと、強い民族的自覚をもつようになり、ロマン派の様式のうちに民族精神を表現するような作風を追求するようになりました。
そうした彼の民族的方向が鮮明になり始めた時期に生み出された若き日の傑作がこのピアノ協奏曲です。構成やピアノ書法の点でシューマンのピアノ協奏曲の影響を感じさせますが、主題のノルウェー民謡風の特徴など、グリーグの民族的主張を如実に示した作品で、ノルウェーの民族主義作曲家としての彼の名声を国際的に知らしめる出世作ともなりました。なお彼は晩年になってこの曲に大々的な改訂の手を入れて完成度の高い決定稿を作り上げ、以後はこの決定稿によって演奏されています。
第1楽章はティンパニのとどろきに続いてピアノが激しい和音を奏する印象的な出だしに始まるソナタ形式で、起伏に富んだ発展のうちにノルウェーの風土を彷彿とさせる楽章です。北欧的な詩情を感じさせるロマン的な詩情溢れる美しいアダージョ楽章を挟んで、フィナーレでは民俗舞曲風の主題や民謡調の主題をもとに変化に満ちた展開が繰り広げられます。
グリーグ:ピアノ協奏曲 イ短調
作曲年:1868年 改訂1906~07年
演奏時間:約30分
編成:フルート2(第2はピッコロ持替)、オーボエ2、クラリネット2、ファゴット2、ホルン4、トランペット2、トロンボーン3、ティンパニ、弦5部、独奏ピアノ
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