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2026.11.06
名曲解説100

30秒でわかるラヴェル:ピアノ協奏曲 ト長調

ラヴェル:ピアノ協奏曲 ト長調について30秒で丸わかり♪

寺西基之
寺西基之

1956年生まれ、上智大学文学部を卒業後、成城大学大学院で西洋音楽史を専攻し、修士課程を修了。大学院在学中より音楽評論活動を始め、CDライナー、演奏会プログラム、音楽...

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斬新な響きを追求してフランス近代音楽に新しい展開をもたらしたモーリス・ラヴェル(1875~1937)ですが、根底では古典的な様式感を重視していました。後期の所産であるこのピアノ協奏曲も、急緩急の伝統的な3楽章構成をとった作品で、その中に後期の彼がしばしば取り入れたジャズの語法をはじめ、躍動的なリズム、複調などのモダニズムを混ぜ合わせて、革新と古典を見事に融合させています。

鮮やかな技巧や色彩を振りまく独奏ピアノと、ソロイスティックな活躍を見せるオーケストラの各楽器の組み合わせが、多彩な響きを生み出すセンス満点の軽妙洒脱な協奏曲となっています。

鞭の一打ちに始まる第1楽章は、ピッコロが提示する快活な第1主題とピアノが奏する叙情的な第2主題をもち、躍動するピアノにさまざまな楽器の活躍が目立つ色彩豊かな楽章で、ハープのカデンツァ風の一節が挟まれるのも注目されます。

第2楽章は、ピアノが叙情的な旋律を紡ぐ魅力的な緩徐楽章。主題再現ではコーラングレに旋律が移り、ピアノがそれを美しく彩ります。第3楽章はめくるめくばかりの急速なトッカータ風の音の動きで運ばれる、短くも鮮やかなフィナーレです。

ラヴェル:ピアノ協奏曲 ト長調

作曲年:1929~31年

演奏時間:約22分

編成:ピッコロ1、フルート1、オーボエ1、コーラングレ1、クラリネット1、小クラリネット1、ファゴット2、ホルン2、トランペット1、トロンボーン1、ティンパニ、大太鼓、小太鼓、シンバル、タムタム、トライアングル、ウッドブロック、鞭、ハープ1、弦5部、独奏ピアノ

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1956年生まれ、上智大学文学部を卒業後、成城大学大学院で西洋音楽史を専攻し、修士課程を修了。大学院在学中より音楽評論活動を始め、CDライナー、演奏会プログラム、音楽...

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