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2026.11.06
名曲解説100

30秒でわかるシベリウス:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調

シベリウス:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調について30秒で丸わかり♪

寺西基之
寺西基之

1956年生まれ、上智大学文学部を卒業後、成城大学大学院で西洋音楽史を専攻し、修士課程を修了。大学院在学中より音楽評論活動を始め、CDライナー、演奏会プログラム、音楽...

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フィンランドの国民的作曲家ジャン・シベリウス(1865~1957)は、協奏曲のジャンルをほとんど手掛けませんでしたが、唯一のヴァイオリン協奏曲であるこの作品は、名曲中の名曲として多くのヴァイオリニストによって愛奏されてきました。

最初に書かれた第1稿は、ヴィルトゥオーゾ的な華麗さが際立つものでしたが、彼はこれを大幅に改訂し、そうした華麗な面は薄めて精緻な書法に基づく緊密なまとまりをもった現行の決定稿を生み出しました。もちろん独奏者には高度な技巧が求められる作品ですが、全体としては管弦楽の作り出す北欧風の暗く神秘的な響きを背景に独奏が内面の情熱をモノローグ風に表現していくといった趣の作品で、渋いながらも独特の味わいをもった協奏曲となっています。

第1楽章にしても幽玄な雰囲気が支配的な幻想的な楽章で、展開部にヴァイオリン独奏の大規模なカデンツァを置いた自由なソナタ形式で書かれています。第2楽章も、奥深い情調を湛えた緩徐楽章。第3楽章は、民俗舞曲風の野趣に富んだ主題を中心に運ばれる力強いフィナーレです。

シベリウス:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調

作曲年:1903年、改訂1905年

演奏時間:約32分

編成:フルート2、オーボエ2、クラリネット2、ファゴット2、ホルン4、トランペット2、トロンボーン3、ティンパニ、弦5部、独奏ヴァイオリン

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1956年生まれ、上智大学文学部を卒業後、成城大学大学院で西洋音楽史を専攻し、修士課程を修了。大学院在学中より音楽評論活動を始め、CDライナー、演奏会プログラム、音楽...

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