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2026.11.06
名曲解説100

30秒でわかるブラームス:交響曲第2番

ブラームス:交響曲第2番について30秒で丸わかり♪

寺西基之
寺西基之

1956年生まれ、上智大学文学部を卒業後、成城大学大学院で西洋音楽史を専攻し、修士課程を修了。大学院在学中より音楽評論活動を始め、CDライナー、演奏会プログラム、音楽...

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ヨハネス・ブラームス(1833~97)は交響曲第1番を完成した翌年、避暑で訪れた南オーストリアの避暑地ペルチャッハでこの第2番に着手し、早くも秋に仕上げました。長年の試行錯誤の末にやっと生み出した第1番とは打って変わって短期間で書き上げた作品で、作風も緊張感に満ちた第1番とは対照的に、牧歌的な叙情に溢れた明るい流麗な交響曲となっており、そこには風光明媚なペルチャッハの自然が映し出されているかのようです。

もっともそうした明るさの中に孤独な寂しい心情を思わせる暗い陰りも垣間みえる点がブラームスらしいところで、それがこの作品に情感豊かなロマン的な奥行きを与えているといえるでしょう。

第1楽章は、ホルンの牧歌的な第1主題とチェロとヴィオラが歌う叙情的な第2主題を持つソナタ形式で、展開部で大きな頂点が築かれます。チェロが歌い紡ぐ寂しげな主題に始まる第2楽章は、内面感情を綴ったような味わい深い緩徐楽章。第3楽章では、のどかな舞曲風の主部に躍動的なエピソードが挟まれます。第4楽章は、喜ばしさの溢れるソナタ形式の急速なフィナーレで、最後は高揚感に満ちた輝かしいコーダで閉じられます。

ブラームス:交響曲第2番

作曲年:1877年

演奏時間:約40分

編成:フルート2、オーボエ2、クラリネット2、ファゴット2、ホルン4、トランペット2、トロンボーン3、テューバ1、ティンパニ、弦5部

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