ベルリン・フィルとキリル・ペトレンコが「Be Philオーケストラ」で日本のアマチュア音楽家約100人を募集！

2023年11月に初めて首席指揮者キリル・ペトレンコとともに日本を訪れるベルリン・フィルハーモニー管弦楽団が、アジア・ツアーの一環として、世代を超えた特別なアウトリーチ・プロジェクト「Be yourself – Be music – Be Phil」をモットーにした「Be Philオーケストラ」を始動する。

キリル・ペトレンコ指揮のもと、日本のアマチュア音楽家がベルリン・フィルのメンバーと共にコンサートを行なうというユニークな機会が提供されるこのプロジェクト。2023年11月26日に東京のサントリーホールで開催される「Be Philオーケストラ」公演に参加するアマチュア音楽家を募集している。

ベルリン・フィルが長年にわたり信じてきた特に社会的に困難な時代において、音楽が持つ人と人とを結びつける力。ベルリン・フィルは、「当楽団と世界中のファン・コミュニティを結びつけるのは、クラシック音楽への愛です。Be Philオーケストラのプロジェクトを通じて、ベルリン・フィルのメンバーが、現地の人々と音楽的にも個人的にも直接出会うことができるようになります。リハーサルの過程と本番のコンサートという共通の目標は、オーケストラのメンバー一人ひとりが重要であり、共に協力することでしか成し得ません。Be Philオーケストラのプロジェクトにより、今後数年間の演奏旅行で、音楽愛好家との目に見える継続的なネットワークが形成されることになるでしょう。日本がそのスタートとなります」とコメントしている。

首席指揮者キリル・ペトレンコの指揮により演奏されるのは、プロコフィエフ《ロメオとジュリエット》組曲（抜粋）。また、ベルリン・フィルの打楽器奏者ラファエル・ヘーガーの指揮で、ブラームス「ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲」も演奏される。ソリストは、ベルリン・フィル第1コンサートマスターの樫本大進と、第1ソロ・チェリストのルートヴィヒ・クヴァント。両作品のリハーサルでは、ラファエル・ヘーガーを始めとするベルリン・フィルのメンバーが指導する。

応募は、事前に収録した動画（ビデオ）をベルリン・フィルのウェブサイトにアップロードし、応募者の中から、ベルリン・フィルの審査員がBe Philオーケストラ・ジャパンのメンバーを選出する。募集締切は2023年8月16日13時（ドイツ時間）、結果発表は2023年9月中旬以降を予定している。

Be Philオーケストラ公演について、詳細は以下の通り。

【リハーサル】
2023年11月22日（水）～25日（土）時間未定／会場：東京都内

【本番】
2023年11月26日（日）夜公演（開演時間未定）／会場：サントリーホール（東京）

演奏曲目：
ブラームス／ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲 Ｏp.102 イ短調
（指揮：ラファエル・ヘーガー、ヴァイオリン：樫本大進、チェロ：ルートヴィヒ・クヴァント）

プロコフィエフ／《ロメオとジュリエット》組曲第1番 Op.64bis、第1番 Op.64terより
1. モンタギュー家とキャピュレット家（第2番）
2. 少女ジュリエット（第2番）
3. 僧ローレンス（第2番）
4. 踊り（第2番）
5. 仮面（第1番）
6. ロメオとジュリエット（第1番）
7. タイボルトの死（第1番）
8. ジュリエットの墓の前のロメオ（第2番）
（指揮：キリル・ペトレンコ）

なお、本プロジェクトはリハーサル時よりすべて英語で実施されるため、日本語の募集ページがなく、応募に関する個別の問い合せはすべてベルリン・フィル側が対応する（日本語不可）。