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2022.11.14

ロン=ティボー国際コンクール2022ピアノ部門で亀井聖矢さんが優勝!

ONTOMO編集部
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東京・神楽坂にある音楽之友社を拠点に、Webマガジン「ONTOMO」の企画・取材・編集をしています。「音楽っていいなぁ、を毎日に。」を掲げ、やさしく・ふかく・おもしろ...

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フランス・パリで11月7日から開催されていた「ロン=ティボー国際コンクール」ピアノ部門において、現地11月13日(日)にシャトレ劇場でファイナル(オーケストラ伴奏によるピアノ協奏曲審査)が行なわれ、日本の亀井聖矢(かめい・まさや)さんが、第1位を受賞した。同じく、韓国のイ・ヒョクさんも第1位を受賞。また、同じく日本から進出した重森光太郎(しげもり・こうたろう)さんも第4位に入賞した。なお、亀井さんはプレス・アワードと聴衆賞も同時に受賞している。

亀井さんは、2001年生まれ、愛知県出身の20歳。現在は、桐朋学園大学音楽学部4年に在籍。2019年に、「第43回ピティナ・ピアノコンペティション特級」と「第88回日本音楽コンクール ピアノ部門」で続けざまに第1位と聴衆賞を受賞して注目を浴びた。今年に入って、4月にマリア・カナルス国際ピアノコンクール(スペイン)で第3位、6月にヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール(アメリカ)でセミファイナリストと、着実に国際コンクールでの入賞を重ねていた。

今回のファイナルでは6人の演奏者の5番目に登場し、サン=サーンスの「ピアノ協奏曲第5番 」を演奏。本選の共演オーケストラは、フランソワ・ブーランジェ指揮ギャルド・レピュブリケーヌ管弦楽団。

同コンクールピアノ部門は、過去にサンソン・フランソワ(第1回1943年優勝)、アルド・チッコリーニ(1949年優勝)、パウル・バドゥラ=スコダ(同第3位)、ブルーノ・レオナルド・ゲルバー(1961年第3位)ら数多くの名匠を輩出してきた。

日本人優勝者は、松浦豊明(1959)、清水和音(1981)、藤原由紀乃(1986)、野原みどり(1992)、田村響(2007)、三浦謙司(2019)に続く7人目の快挙。前回のピアノ部門(2019)では、三浦謙司が第1位・務川慧悟が第2位と上位を独占したことが話題となっていた。

亀井聖矢(かめい・まさや)

2001年生まれ。4歳よりピアノを始める。桐朋学園大学1年在学中の2019年、第88回日本音楽コンクールピアノ部門第1位、及び聴衆賞を受賞。同年、第43回ピティナ・ピアノコンペティション特級グランプリ、及び聴衆賞を受賞。2022年には、マリア・カナルス国際ピアノコンクール第3位入賞。ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクールのセミファイナリスト。

これまでに青木真由子、杉浦日出夫、上野久子、岡本美智子、長谷正一の各氏に師事。Bruno Leonardo Gelber、Maria Joao Pires、Rena Shereshevskaya、Jean-Marc Luisada、 Dina Yoffe各氏のレッスンを受講。作曲を鈴木輝昭氏に師事。愛知県立明和高等学校音楽科を経て、飛び入学特待生として桐朋学園大学に入学。現在、桐朋学園大学4年に在学中。

2022年12月に予定しているサントリーホールデビューリサイタルはすでに完売。2022年12月に、1stフルアルバム「VIRTUOZO」をリリース予定。

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