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2025.11.13
名曲解説100
30秒でわかるチャイコフスキー:交響曲第4番

チャイコフスキー:交響曲第4番について30秒で丸わかり♪
ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー(1840~1893)の中期の代表作であるこの交響曲は、彼が人生上の危機にあった時期に生み出されています。好きでもない女性から激しく求愛され、押し切られる形で結婚したものの、結婚生活はすぐ破綻、神経衰弱に陥ってしまうという状況下で断続的に作曲された作品で、転地療養先のイタリアで完成をみました。この作品にそうした苦悩の体験が反映されていることは、チャイコフスキー自身がパトロンのフォン・メック夫人に宛てた手紙で説明しており、人生の「運命」を表現した作品としてその内容をことこまかに書き記しています。
彼によるとそうした「運命」を象徴するのが第1楽章の序奏冒頭のファンファーレで、この楽章では「悩ましい現実と幸福な夢との交錯」がドラマティックな発展のうちに表現されます。「哀愁、憂鬱な感情」を表すと彼自身述べる第2楽章は、物悲しいオーボエの主題が印象的です。第3楽章は弦のピッツィカートが「現実と無関係の取り留めない空想」を描くスケルツォ。一転、第4楽章はことさら楽しく振る舞っているようなフィナーレで、民謡による主題を用いて、お祭り騒ぎが繰り広げられます。
チャイコフスキー:交響曲第4番
作曲年:1877年
演奏時間:約40分
編成:ピッコロ1、フルート2、オーボエ2、クラリネット2、ファゴット2、ホルン4、トランペット2、トロンボーン3、テューバ1、ティンパニ、トライアングル、シンバル、大太鼓、弦5部
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