イベント
2022.11.01
音大生、音大受験生必見!音大ガイド『学校案内2023』

音大現役生に聞く!
日本大学芸術学部の魅力

2022年11月5日(土)発売の『音楽大学・高校学校案内2023』では、特別企画「現役生に聞く! 音大生活レポート」で音楽大学・総合大学に通う現役生にインタビュー。音大生の『今!』をご紹介しています。
そのなかから厳選し、日本大学芸術学部の学生2名にお話を伺ったレポートをお届けします。

この記事をシェアする
Twiter
Facebook

2021年に創設100周年を迎えた総合大学、日本大学芸術学部

新たな100年に向けたメッセージを込めて作成された“NEXT100年”のロゴ。
そこにはこんなメッセージが。
・「8」から「100(百花繚乱かつ無限)」へ、既存の枠を解放し、学科の壁を越えて「化け」てゆく日藝の意思表明を
・百年紡いできた日藝らしい独創的な芸術教育を引き継ぎ、ここで学ぶことでどこにもないアーティストに「化け」させる日藝の意思表明を
・誰よりもまず教職員自らが既成概念を打破し、新しい百年の日藝へ「化け」てゆく日藝の意思表明を

音楽学科は作曲・理論、音楽教育、声楽、ピアノ、弦・管打楽、情報音楽6コースに分かれており、「豊かな人間性を備えてこそ一流の演奏家、音楽人である」という考えのもと、様々な学科や垣根を超えた教育を行なっています。

今回は、情報音楽コース在籍の辻さんと、弦管打楽コース在籍の片野さんに日芸の魅力をレポートしていただきました。

学生の個性を認めてくれる総合大学

辻 七音(つじ・なおと)さん 音楽学科 情報音楽コース 2年 (東京都 明星学園高等学校出身)物心ついた時からドラムに触れ、本格的にドラムを練習し始めたのは中学2年生頃から。ライブ出演やYouTube動画投稿などの活動をしている。また、幼少期は子役を経験したり、得意な口笛を極めようと習い始めて口笛世界大会の出場権を獲得したりするなど、様々な分野で活躍するパフォーマーでもある。

――この大学を選んだ理由・経緯は何ですか?

 芸術大学でありながら総合大学である点も理由の一つですが、何より「この先生方から教わりたい」と思ったのが決め手でした。先生一人ひとりの個性が強く、だからこそ学生の個性も認めてくれる点が自分に合っていると思い、受験を決めました。

――コース独自の授業の魅力を教えてください。

  創作に対してポジティブな視点の先生方に囲まれて授業を受けられる環境は、とてもありがたいです。

例えば、情報音楽コース専攻の授業では、自作アプリを紹介するために、一人芝居で寸劇をしたり、光るアフロを装着してサンバパレードを行なって、中庭を練り歩いたりしました。一見すると「ふざけているのではないか」と怒られるようなことでも、先生方はエンターテインメントとして一緒に取り組んでくれます。こういう場でこそ、学生の創造力が存分に発揮できるのだと実感しています。

パレードに参加するレインボーアフロヘアーの辻さん(左から2人め)

――入学前と比べて、ご自身で変わったと思うことはありますか?

辻  僕の場合は、目に見えて変化があるというよりも、今まで積み重ねてきた経験がブラッシュアップされた部分が大きいです。というのも、大学では教科書を読んだりするインプットの機会よりも、レポートや実技を通して自分で表現するアウトプットの機会のほうが多くなります。なので、自分の長所を効果的に伝える方法を身に付けることができます。

自分の演奏できる楽器が少なくても、魅せ方の選択肢はいくらでもあると気付けるのは、情報音楽コースならではのメリットだと思います。

――卒業後はどのような未来を思い描いていますか?

  日常に存在するあらゆる物や事象を、芸術的な視点で見られるような人間を目指しています。

日芸は自分の好きなことにとことん没頭できる場所

片野歩唯(かたの・あゆ)さん 音楽学科 弦管打楽コース フルート専攻 4年(栃木県 栃木県立宇都宮南高等学校出身)小学6年生よりフルートを始める。これまでに栗田智水、神田寛明、萩原貴子の各氏に師事。第40回栃木県学生音楽コンクール第1位。第7回K木管音楽コンクール優秀賞。日本大学藝術学部音楽学科第137回定期演奏会にソリストとして出演し、ハチャトゥリアンのフルート協奏曲第1楽章を演奏。

――この大学を選んだ理由・経緯は何ですか?

片野 様々な音楽大学のオープンキャンパスに行ったなかで、日芸の「音楽以外の芸術に触れながら可能性を広げられる」点にとても惹かれたからです。音楽学科以外の授業を受けられたり、学生や先生方と交流を持てたりするところに、とても魅力を感じました。また、夏期講習の際に、現在も師事する先生のレッスンを受けて「この先生のもとで音楽を学びたい」と思いました。

――専攻独自の授業の魅力を教えてください。

片野 とにかく、先生方と学生の距離が近いことが魅力です。一対一のレッスンは、先生の演奏を目で見て耳で聴き、吸収したものをその場で実践してすぐにフィードバックをいただけるので、とても濃い時間です。オーケストラや吹奏楽の授業では、プロの方々と一緒に演奏できるので、様々なことを学べます。

練習室には2台のグランドピアノが並ぶ部屋も!

――大学内の好きな場所は?

片野 よく練習棟にいます。他の学生の練習している姿を見たり音を聴けたりする場所なので、いつも刺激をもらいながら練習に励んでいます。グランドピアノが設置されている部屋や合奏室もあるので、その日の気分に合わせて部屋を選んでいます。練習の合間に友人と雑談をするのも、楽しみの一つです。

――受験生に一言、メッセージをお願いします。

片野 日芸は自分の好きなことにとことん没頭できる場所です。さらに、音楽以外の芸術に刺激されながら感性を育てることができます。今の自分の殻を破れるチャンスを与えてくれます。素敵な先生方・学生・環境のもとで、芸術に思う存分浸かってみませんか?

日本大学芸術学部 演奏会情報
第51回ピアノコンサート

日時:11月16日(水)17:00開演(16:30開場)
会場:光が丘 IMAホール

第34回ウィンドオーケストラ定期演奏会

日時:11月22日(火)19:00開演(18:30開場)
会場:杉並公会堂 大ホール
出演:日本大学芸術学部音楽学科ウィンドオーケストラ

曲目:G.ファビアーニ/ヴェネツィア行進曲、真島俊夫/モリコーネ・パラダイス、O.レスピーギ/シバの女王ベルキス 他

第53回オペラ公演

日時:12月2日(金)17:00開演(16:30開場)

会場:光が丘 IMAホール

出演:江上孝則(指揮)、岩田達宗(演出)

演目:チマローザ/歌劇『秘密の結婚』(ハイライト/原語上演)

ONTOMOの更新情報を1~2週間に1度まとめてお知らせします!

更新情報をSNSでチェック
ページのトップへ