【番外編】プレスラー追っかけ記
<Happy Birthday Mr.プレスラー>

読みもの
2017.12.27

94歳の伝説的ピアニスト、メナヘム・プレスラー。これは、音楽界の至宝と讃えられる彼の2017年の来日を誰よりも待ちわび、その際の公演に合わせて書籍を訳した瀧川淳さんによる、来日期間中のプレスラー追っかけ記です。

追っかけた人
瀧川淳 翻訳者・熊本大学準教授・音楽教育学者
瀧川淳
追っかけた人
瀧川淳 翻訳者・熊本大学準教授・音楽教育学者
『メナヘム・プレスラーのピアノ・レッスン』(ウィリアム・ブラウン著)訳者。 音楽教育学者。音楽授業やレッスンで教師が見せるワザの解明を研究のテーマにしている。東京芸術...

12月16日の94歳バースデーにお祝いメッセージを送った瀧川さんのもとに、プレスラーさんから↓こんなお返事が届いたそうです。

お返事の中には、内輪での誕生日会の写真が4枚添えられていたのですが、とても落ち着いた雰囲気の中、本当に幸せそうに微笑むプレスラーさんがお元気そうでなにより。

 

スクエア型の真白のバースデーケーキは周りに真赤なハートが散りばめられ、中央には〈月の光〉の楽譜が忠実に描かれています。そして、その両脇のローソクは左に9本、右に4本立っています。

 

なんてチャーミングな演出!

 

また、メッセージには「94歳になり、今まで以上に懸命に練習しなければなりません。みなさん方がどこにいたとしても、またすぐにお会いしましょう」とのお言葉が。

 

これは再来日を熱望する日本のファン全員に送られたメッセージではないでしょうか。

メナヘム・プレスラー Menahem Pressler

1923年、ドイツ生まれ。ナチスから逃れて家族とともに移住したパレスチナで音楽教育を受け、1946年、ドビュッシー国際コンクールで優勝して本格的なキャリアをスタートさせる。1955年、ダニエル・ギレ(vn.)、バーナード・グリーンハウス(vc.)とともにボザール・トリオを結成。世界中で名声を博しながら半世紀以上にわたって活動を続け2008年、ピリオドを打つ。その後ソリストとして本格的に活動を始め、2014年には90歳でベルリン・フィルとの初共演を果たし、同年末にはジルベスターコンサートにも出演。ドイツ、フランス国家からは、民間人に与えられる最高位の勲章も授与されている。また教育にも熱心で、これまで数百人もの後進を輩出してきた。世界各国でマスタークラスを展開し、またインディアナ大学ジェイコブズ音楽院では1955年から教えており、現在は卓越教授(ディスティングイッシュト・プロフェッサー)の地位を与えられてい

ウィリアム・ブラウン William Brown

『メナヘム・プレスラーのピアノ・レッスン(原題:Menahem Pressler : Artistry in Piano Teaching)』著者。
インディアナ大学でメナヘム・プレスラーに師事し、その間、ピアノ演奏で修士号と博士号を取得。ソリスト、室内楽奏者として活躍するかたわら、アメリカ・ミズーリ州にあるサウスウエスト・バプティスト大学の名誉学部長ならびにピアノ科名誉教授でもある。ミズーリ州音楽教師連盟前会長、パークウェイ優秀教師賞受賞。『ピアノ・ギルド・マガジン』や『ペダルポイント』誌などへの寄稿も多数。

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