プレイリスト
2020.11.05
おやすみベートーヴェン 第326夜【最後の10年】

「さまざまな民族の歌曲集」より「国籍不明の歌」——歌詞なしの作品も? 謎多き6曲の民謡!

生誕250年にあたる2020年、ベートーヴェン研究の第一人者である平野昭さん監修のもと、1日1曲ベートーヴェン作品を作曲年順に紹介する日めくり企画!
仕事終わりや寝る前のひと時に、楽聖ベートーヴェンの成長・進化を感じましょう。

48歳となったベートーヴェン。作品数自体は、これまでのハイペースが嘘のように少なくなります。しかし、そこに並ぶのは各ジャンルの最高峰と呼ばれる作品ばかり。楽聖の「最後の10年」とは、どんなものだったのでしょう。

ONTOMO編集部
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神楽坂を拠点に、取材・編集作業をしています。

監修:平野昭
イラスト:本間ちひろ

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歌詞なしの作品も? 謎多き6曲の民謡!! 「さまざまな民族の歌曲集」より「国籍不明の歌」

ここにまとめられた6曲は歌詞もなく、旋律それ自体がどこの国の民謡かも不明である。

 

第1曲:アンダンテ・アモローソ・エスプレッシーヴォ・アッサイ、ホ短調、8分の6拍子。5小節の前奏があり、歌は第6小節から。

第2曲:ト短調と変ロ長調の間を揺れ動く。8分の6拍子で8小節の前奏がある。

第3曲:アンダンテ・コン・モート・エ・コン・エスプレッショーネ、変ロ長調、4分の2拍子。12小節の前奏。

第4曲:アンダンティーノ・アモローソ・クワジ・アレグレット、イ長調、4分の4拍子、前奏なし、二重唱か?。

第5曲:アレグレット、変ロ長調、4分の4拍子、3小節の前奏の後に三重唱。

第6曲:アンダンテ・エスプレッシーヴォ、ホ短調、4分の4拍子、2小節の前奏と歌唱部未完か?。

解説: 平野昭

ベートーヴェンの民謡編曲の中でも、謎多き6曲です。第1曲はジョン・ゲイ、第2曲はルソー、3から5曲めはロバート・バーンズの歌詞がついていますが、これらは後付けなのでしょうか。ヴァイオリン 、チェロとピアノによる美しい伴奏が印象的です。

1. When my Hero in court appears
2. Air de Colin from “Le Devin du Village”
3. Mark yonder pomp of costly fashion
4. Bonnie wee thing
5. From thee, Eliza, I must go
6. 歌詞なし

作品紹介

「さまざまな民族の歌曲集」より「国籍不明の歌」WoO158c

作曲年代:1818年まで(ベートーヴェン48歳)

ONTOMO編集部
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神楽坂を拠点に、取材・編集作業をしています。

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