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2021.09.15
日本時間9月18日(土)深夜3時~入賞者コンサートを無料ライブ配信

岡本誠司がミュンヘン国際音楽コンクールヴァイオリン部門1位入賞!

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ヴァイオリニストの岡本誠司さんが、1952年より開催されている権威と伝統あるARDミュンヘン国際音楽コンクール ヴァイオリン部門で1位に入賞成した。ドイツ公共放送連盟(ARD)が主催する同コンクールは、1位がなかなか出ないことから難関として知られている。

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岡本誠司(おかもと・せいじ)
東京藝術大学を卒業後、ベルリンのハンス・アイスラー音楽大学の修士課程修了。
第19回J.S.バッハ国際コンクールのヴァイオリン部門にてアジア人で初めて優勝。ヴィエニャフスキ国際コンクール第2位、エリザベート王妃国際コンクールでのファイナリスト入賞など入賞歴多数。現在はクロンベルク・アカデミーに在籍し、ベルリンにて研鑽を積みながら、日本およびヨーロッパでソロはもちろん室内楽など精力的な演奏活動を行っている。これまでに読売日本交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団、ベルギー国立管弦楽団、サンクトペテルブルク交響楽団等国内外のオーケストラとの共演を重ねている。
ヴァイオリン はNPO法人イエロー・エンジェルよりG.F.プレッセンダの貸与を受け、㈱日本ヴァイオリンより名器貸与特別助成を受けている。
岡本誠司さんからのコメント

4年前からの新たな拠点であるドイツのもっとも権威と歴史あるコンクールでの優勝、非常に嬉しく思っております。

 

一捻りされた課題曲の難度の高さとスケジュールのタイトさゆえ、音楽と演奏そのものにだけ集中をして駆け抜けたコンクール期間中でした。

特にファイナルの選択課題曲のヒンデミットのヴァイオリン協奏曲は演奏機会の非常に少ない作品で、個人的には今回このコンクールに向けて初めて取り組みました。

そのほかにもブーレーズの作品や委嘱新曲など、表現法や語法について普段より更に深く考えさせられる課題が多かったように感じました。

 

音楽の道は答えのない終わりのないものですので、これからも更に深めて高めていくべく、日々精進を続けてまいります。

また皆様の前で演奏させていただく機会を楽しみにしております!

2021.9.15 岡本誠司

今年はピアノ・デュオ、声楽、ホルン、ヴァイオリンの4部門が開催され、ヴァイオリン部門では、57名がオンラインによる第1次予選に臨み、第2次予選とセミ・ファイナルを経て、12日のファイナルには3名が進出。岡本さんはバイエルン放送交響楽団とヒンデミッドのヴァイオリン協奏曲を演奏し、1位に入賞した。

2021年9月18日深夜3時から(現地時間17日20時から)入賞者コンサートが開催され、ライブ配信を無料で視聴することができる。岡本さんはファイナルで披露したヒンデミットの協奏曲を演奏する。プログラムは以下の通り。

リヒャルト・シュトラウス:ホルン協奏曲第2番
モーツァルト:2台のピアノのための協奏曲

休憩

ヒンデミット:ヴァイオリン協奏曲
ストラヴィンスキー:《放蕩児の遍歴》より「トムから何の便りもない」
ドニゼッティ:《ドン・パスクワーレ》より「騎士のそのまなざし」

バイエルン放送交響楽団と入賞者の協演を楽しみたい。

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