音楽を再生の力に！ 金沢を中心に北陸で「ガルガンチュア音楽祭」が開催

2024年のゴールデンウィーク、石川県金沢市の神奈川県立音楽堂を中心にクラシック音楽の祭典「ガルガンチュア音楽祭2024」が、昨年までの「いしかわ・金沢 風と緑の楽都音楽祭」から改名され開催。「大西洋をわたる風～イギリス・アメリカの音楽」をテーマに、ジャズ、ミュージカル、映画音楽など幅広いジャンルを取り入れ、より多くの人々に音楽を届けます。

また、2024年1月1日に発生した能登半島地震を受け、「がんばろうNOTO」を合言葉に、入場料収入の5%を地震の義援金として寄付、被災地での無料の出張コンサート、会場に能登産品の販売ブースを設置するなど、被災地の復興支援にも力を入れます。

広上淳一さん、天沼裕子さん指揮オーケストラ・アンサンブル金沢によるオープニング・コンサートから本公演はスタートし、12歳のヴァイオリニストHIMARIさんはオックスフォード・フィルハーモニー管弦楽団や母・吉田恭子さんと共演。チェロの宮田大さんは名曲エルガーのチェロ協奏曲やピアノとのデュオ、ジャズピアニストの大西順子さんはピアノ・トリオで《ラプソディ・イン・ブルー》を披露します。

ゴスペル、ミュージカルなどクラシックにとどまらない数多くのコンサートのほか、伝統芸能とのコラボレーションや、市民参加の大型コンサートも行なわれるとのことです。

「ガルガンチュア」とは、フランスの作家ラブレー作『ガルガンチュア物語』の主人公、道楽の限りを尽くした中世の騎士ガルガンチュアにちなみ、「音楽漬け」になってほしいと名を冠したそうです。音楽祭のマスコット兼宣伝部長ガルガンチュア通称「ガルガンちゃん」も、音楽祭を盛り上げます。

ガルガンちゃんの公式インスタグラムには、プレイベントの様子、音楽祭実行委員会の池辺晋一郎会長やアーティストのメッセージが投稿されています。

北陸新幹線の金沢－敦賀間開業のニュースも嬉しい北陸の初夏を、「音楽漬け」で楽しんでみてはいかがでしょうか？